日鉄鉱は後場上げ幅拡大、銅価上昇などで21年3月期営業利益予想を上方修正
日鉄鉱業<1515>が後場上げ幅を拡大している。午後1時ごろ、21年3月期の連結業績予想について、営業利益を52億円から64億円(前期比15.5%減)へ、純利益を29億円から40億円(同11.5%減)へ上方修正したことが好感されている。
電気銅の販売価格は上昇した一方、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済活動停滞の影響による資源及び機械関連の需要低下が響き、売上高は1140億円(同3.0%減)の従来見通しを据え置いたものの、銅価の上昇及び銅鉱山における操業コストの減少に加え、探鉱費及び管理費の減少が利益を押し上げるとしている。
なお、同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高558億9600万円(前年同期比5.1%減)、営業利益36億4100万円(同14.4%減)、純利益29億4300万円(同9.1%増)だった。