神戸鋼は急反発、第2四半期決算は上振れ着地で通期予想を上方修正
神戸製鋼所<5406>が急反発している。同社は5日取引終了後に、21年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表。営業損益は271億4200万円の赤字(前年同期は74億4300万円の黒字)となり、従来予想の500億円の赤字から上振れ着地した。
売上高は前年同期比17.8%減の7764億600万円(従来予想は7700億円)となった。素材系事業を中心に販売数量が想定ほど落ち込まなかったほか、コスト削減などに注力したことが奏功した。
あわせて、通期の連結業績予想も修正。売上高見通しは前期比11.8%減の1兆6500億円(従来予想は1兆6400億円)、営業損益見通しは150億円の赤字(従来予想は350億円の赤字)に引き上げている。