蛇の目急動意で一気に700円台乗せ、ミシン好調でロボット需要にも期待
蛇の目ミシン工業<6445>がカイ気配スタートで寄り付き41円高の710円と一気に700円台を回復した。新型コロナウイルスの感染拡大を背景に手作りマスクがブーム化して同社の家庭用ミシンの販売台数が大きく伸びている。会社側では「ミシンの販売は4~6月期だけではなく、7~9月期も好調を持続しており、これは巣ごもり化のライフスタイル変化の影響によるもので、マスク作りブームという一過性のものではないとみている」としている。またロボット分野にも展開するが、自動車向けを中心に好調だ。これも電気自動車(EV)の普及が世界的に加速するなか、新たな需要獲得に期待がかかる状況にある。株価指標面ではPERがわずか5倍台、PBRは0.5倍前後と超割安圏に放置され、見直し余地が大きいとの思惑も働いている。