16日の中国本土市場概況:上海総合1.1%高で5日ぶり反発、経済指標上振れを好感

市況
2020年11月16日 17時27分

週明け16日の中国本土マーケットは値上がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比36.87ポイント(1.11%)高の3346.97と5日ぶりに反発した(上海A株指数は1.11%高の3507.84ポイント)。

経済指標の上振れを好感する流れ。午前に発表された10月経済指標で、鉱工業生産(↑6.9%)、固定資産投資(↑1.8%)がそろって市場予想を上回った。同月の小売売上高(↑4.3%)は市場予想(5.0%増)を下回る伸びとなったが、9月実績を上回っている。前営業日の下げが大きかったこともあり、自律反発狙いの買いが入った。(亜州リサーチ編集部)

化学繊維株が上げを主導する。民用ポリエステル繊維メーカーの桐昆集団(601233/SH)がストップ高、ケミカル・ファイバー製品の江蘇江南高繊(600527/SH)が8.4%高、化学繊維メーカーの安徽皖維高新材料(600063/SH)が5.5%高、工業用ナイロン繊維メーカーの神馬実業(600810/SH)が5.4%高で引けた。非鉄金属株、農薬・化学肥料株、エネルギー株、ガラス株なども買われている。

半面、セラミック株、自動二輪株、電子部品株は安い。セラミック製品メーカーの広東松発(603268/SH)が1.3%安、オートバイメーカーの隆シン通用動力(603766/SH)が1.0%安、銅張積層板(CLL)メーカの広東生益科技(6001838/SH)が3.9%安で取引を終えた。

一方、外貨建てB株相場は値上がり。上海B株指数が3.92ポイント(1.57%)高の253.13ポイント、深センB株指数が13.33ポイント(1.40%)高の966.27ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)

《FA》

提供:フィスコ

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