本日注目すべき【好決算】銘柄 ウェルビー、キユーピー、サムティ (19日大引け後 発表分)

注目
2020年11月20日 7時01分

19日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

ウェルビー <6556> [東証M]  ★今期最終を6%上方修正、配当も0.5円増額

◆21年3月期の連結最終利益を従来予想の13.2億円→14.1億円に6.2%上方修正。増益率が13.1%増→20.1%増に拡大し、従来の8期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。支配株主の株式売り出しによって特定同族会社に該当しなくなり、留保金課税の対象から外れることになった。これに伴い、税金負担が減少することが上振れの要因となる。

併せて、今期の年間配当を従来計画の14.5円→15円(前期は8.8円)に増額修正した。

同時に、365万株の売り出しとオーバーアロットメントによる上限54万7500株の売り出しを実施すると発表。また、東証本則市場への市場変更を申請したことも明らかにした。

キユーピー <2809>   ★今期経常を16%上方修正

◆20年11月期の連結経常利益を従来予想の242億円→280億円に15.7%上方修正。減益率が27.3%減→15.9%減に縮小する見通しとなった。コスト低減を強化したことに加え、海外での利益回復が予想を上回ることが上振れの要因となる。

サムティ <3244>   ★今期経常予想をレンジ上限に修正・最高益更新へ

◆20年11月期の連結経常利益を従来予想の131億~146億円→146億円(前期は131億円)に修正し、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。前回予想では新型コロナウイルス感染症の影響を精緻に予測できずレンジ形式としたが、第4四半期に予定していた物件売却の契約と決済が完了したこと、および完了の確度が高まったことで経常利益は上限数値で着地する見込みとなった。

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