話題株ピックアップ【夕刊】(3):東京綱、リアルワルド、メディカルN

注目
2020年11月27日 15時19分

■東京製綱 <5981>  702円  +100 円 (+16.6%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率7位

東京製綱<5981>が急速人気化。同社は26日取引終了後、米バージニア州で進行中のハンプトンロードブリッジトンネル拡張事業に、同社が独自に研究開発し製造を行う世界唯一の炭素繊維複合材ケーブルが採用されたことを発表した。これが株価を強く刺激する形となっている。

■リアルワールド <3691>  725円  +100 円 (+16.0%) ストップ高   本日終値

リアルワールド<3691>がストップ高。26日の取引終了後、子会社REAL FINTECHが、マレーシアに拠点を置くニコ社が運営するWebメディア事業である「すーちゃんモバイル比較」を譲り受けると発表しており、これが好感された。「すーちゃんモバイル比較」は、格安SIMを利用する際のメリットや注意点、3大キャリアに全く劣らない格安SIMの魅力を分かりやすく伝えるwebメディア。同社では、日常生活におけるコスト意識の高まりとを背景に、格安SIMの重要性が更に高まっていくとの考えから、譲り受けを実行するとしている。

■メディカルネット <3645>  1,159円  +141 円 (+13.9%)  本日終値

メディカルネット<3645>が大幅続伸し、年初来高値を更新した。同社はきょう、歯科医療機関経営支援事業の一環として、来年1月から宅地建物取引業を開始すると発表。既存事業とのシナジーなどが期待されているようだ。宅地建物取引業を開始するのは、歯科医療機関の新規開業・分院開業に伴う物件選定の支援を更に強化することが主な目的。開業後は自社が持つ医療機関経営支援事業に関する知見を最大限に生かすとしている。

■アステリア <3853>  1,164円  +132 円 (+12.8%)  本日終値  東証1部 上昇率9位

アステリア<3853>が3連騰、前日につけた年初来高値1069円をクリアし連日の新高値更新と上げ足に弾みがついている。26日取引終了後、同社が開発した「出席型バーチャル株主総会ソリューション」が明治安田生命保険に採用されたことを発表、これを材料視する買いが集中した。同ソリューションはアステリアが強みとするブロックチェーン技術を活用し議決権行使と質問が可能な環境を整備したもので、ブロックチェーンにはイーサリアムを採用し、スマートコントラクトによって投票と質問の受付を実現する。これを手掛かり材料に買いを誘導する形となった。

■GFA <8783>  153円  +16 円 (+11.7%)  本日終値

GFA<8783>が大幅高。同社は26日、eスポーツ事業のゲーム開発第2弾として、対戦型格闘ゲームの開発に着手すると発表。この作品ではeスポーツ展開を視野に入れ、同時に接続しているプレイヤーとリアルタイム対戦を行うことを予定。また、オンライン対戦ではユーザー同士でトーナメントを開催することや、アイテムを入手できるイベントなどの導入も計画している。なお、完成は21年内を予定している。

■プロルート丸光 <8256>  247円  +19 円 (+8.3%)  本日終値

プロルート丸光<8256>が急反発。26日の取引終了後、海外などの遠隔地における買い付けを簡易に実現する「仮想市場」をオンラインストア及び本社展示場スペースで12月初旬にオープンすると発表しており、これが好材料視された。「仮想市場」は、今年8月にジーエフホールディングス(東京都港区)と締結した包括的業務提携契約に基づき行うもの。新型コロナウィルス感染症拡大局面で、海外への渡航が困難な状況となるなか、アパレル商材仕入れとして人気の高い韓国ソウル市場や中国広州にネットワークを有し、商品買い付けから物流までを担うジーエフ社と事業協力し、日本にいながらEC上でさまざまなグッズを発注できるビジネスモデルという。また、DtoCビジネスを中心にニーズが高まっているOEM・ODMに機動的に対応するため、専門チームを創設するとあわせて発表している。

■ピアラ <7044>  2,508円  +185 円 (+8.0%)  本日終値

ピアラ<7044>が続急伸。26日の取引終了後、エンタメDXへの本格進出に向けて、次世代型総合エンターテインメントプラットフォーム「サイバースター」の提供を開始したと発表しており、これが好感された。「サイバースター」はライブ配信、ECサイト、ファンクラブ運営、ライブ配信などの各種サービスを組み合わせたワンストップソリューション。当サービスは、エンターテインメント業界のDX化をさらに加速させる、次世代型の総合エンターテインメントプラットフォームになると考えています。第1弾として、雑誌で活躍するグラビアアイドル7人で結成したユニット「sherbet(シャーベット)」のライブ配信を行う予定で、これを皮切りに、複合的なデジタル化を進めていく方針としている。

■ナ・デックス <7435>  669円  +40 円 (+6.4%)  本日終値

ナ・デックス<7435>が反発し、一時12%近く上昇する場面があった。同社はきょう、日本電気通信システム(東京都港区)と共同で、資材の位置情報を高精度で把握・可視化する「マーカーロケーションシステム」を開発したと発表。このシステムは、ナ・デックスのスマートマテリアル管理システム(入出庫管理)とNEC通信システムが開発したマーカー位置測位ソフトウェアにより、入庫した資材を自動的に認識し、そのロケーションを自動的に関連付けることで、資材の種類ごとに保管スペースを確保する必要のないフリーロケーション化を実現する。なお、同システムはナ・デックスが12月1日から製造倉庫や物流倉庫など向けに販売を開始し、今後3年間で50件の販売を目指すとしている。

■アゼアス <3161>  806円  +42 円 (+5.5%)  本日終値

アゼアス<3161>は大幅高で4日ぶりに反発。26日の取引終了後、21年4月期連結業績予想について、営業利益を2億円から3億9700万円(前期比14.8%減)へ、純利益を1億7600万円から2億9100万円(同7.9%減)へ上方修正したことが好感された。新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大を受けて、防護服・環境資機材事業の売り上げが予想を上回っている一方、アパレル資材事業は予想を下回る見通しであることから、売上高は従来予想の97億1100万円(同2.3%減)を据え置いた。ただ、防護服・環境資機材事業の業績が貢献したほか、感染症拡大の環境下で営業活動が制約を受け、営業関連経費が減少したため、利益は上方修正するとしている。

■日創プロニティ <3440>  850円  +40 円 (+4.9%)  本日終値

日創プロニティ<3440>は5日続伸となり、年初来高値更新した。世界的な「脱炭素社会」への取り組みが進むなか、次期大統領就任が確実視されているバイデン氏がクリーンエネルギーへの積極投資を掲げており、これを背景に太陽光発電を中心とした再生可能エネルギー関連株に注目が集まっている。そのなか、同社はメガソーラー用建設資材の金属加工や施工を手掛けており、上値を見込んだ投資資金の攻勢が顕著となっている。

●ストップ高銘柄

シライ電子工業 <6658>  340円  +80 円 (+30.8%) ストップ高   本日終値

HyAS&C <6192>  213円  +50 円 (+30.7%) ストップ高   本日終値

リード <6982>  1,309円  +300 円 (+29.7%) ストップ高   本日終値

ダイヤHD <6699>  1,350円  +300 円 (+28.6%) ストップ高   本日終値

エッチ・ケー・エス <7219>  2,610円  +500 円 (+23.7%) ストップ高   本日終値

など、14銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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