ワンダコーポが反発、21年3月期業績は2.7%営業増益を見込む
ワンダーコーポレーション<3344>が反発している。1日の取引終了後、未定としていた21年3月期連結業績予想を発表し、売上高579億4000万円(前期比5.3%減)、営業利益13億1100万円(同2.7%増)と営業増益を見込むとしたことが好感されている。
緊急事態宣言期間を中心とした実店舗の休業や営業時間の短縮、各種イベントの中止などで売上高は減収となるものの、ゲーム及び本などの巣ごもり需要によるWonderGOO事業およびTSUTAYA事業の好調や、ニューノーマル時代に適応した新しいイベント形態を確立したことによる新星堂事業の復調などで業績は回復に向かっているという。また、前年から実施している事業構造改革による利益率の改善や、選択定年制度による人件費コストの適正化、抜本的なコスト構造の見直しなども奏功した。なお純利益は、選択定年制度による割増退職金及び再就職支援などに伴う費用を特別損失として計上した結果、6億9100万円(同29.3%減)を見込む。