東京株式(前引け)=日経平均は反落、ワクチン供給量への懸念台頭

市況
2020年12月4日 11時59分

4日前引けの日経平均株価は、前日比118円90銭安の2万6690円47銭と反落した。前場の東証1部の売買高概算は5億6972万株で、売買代金概算は1兆1460億4800万円。値上がり銘柄数は680、値下がり銘柄数は1413、変わらずは82銘柄だった。

週末要因から手仕舞い売りが出ていることに加えて、前日の米株式市場で、米ファイザーによるワクチン出荷量が計画した規模にはならないと伝わったことでダウ平均株価が引けにかけて伸び悩み、ワクチン普及による世界経済正常化への期待が薄まったことが売りにつながった。なかで半導体関連株が売られ、東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>などの下げが目立ったほか、エムスリー<2413>、キーエンス<6861>なども下落。また、NTTドコモ<9437>の携帯電話料金の値下げ発表を受けて、値下げ圧力が高まったとの見方からKDDI<9433>、ソフトバンク<9434>、楽天<4755>も軟調な展開となった。一方、きょう付けの日本経済新聞朝刊で、「経済産業省は2020年代後半に自動車に温暖化ガスの排出枠取引制度を導入する検討に入った」と報じられたことを受けてトヨタ自動車<7203>やホンダ<7267>など自動車株は堅調が目立ったほか、モリテック スチール<5986>など電気自動車関連への高水準の物色意欲も継続した。

出所:MINKABU PRESS

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