日経平均は3日続落、コロナ懸念に利益確定・損出しの売りも/相場概況

市況
2020年12月22日 16時05分

日経平均は3日続落。21日の米国市場でNYダウは反発し、37ドル高となった。新型コロナウイルスワクチンや追加経済対策への期待が支えとなった。一方、国内外で新型コロナ感染拡大が続いているうえ、英国で広がる変異種への警戒感も根強く、本日の日経平均は155円安からスタート。日中は日銀による上場投資信託(ETF)買い実施への期待から下げ渋る場面があったものの、年末に向けた損出しの売りや利益確定の売りも幅広く出て、引けにかけて一時26361.66円(前日比352.76円安)まで下落した。

大引けの日経平均は前日比278.03円安の26436.39円となった。東証1部の売買高は10億7265万株、売買代金は2兆0319億円だった。業種別では、全33業種がマイナスとなり、鉱業、海運業、鉄鋼、非鉄金属、石油・石炭製品が下落率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の92%、対して値上がり銘柄は6%となった。

個別では、ソフトバンクG<9984>やキーエンス<6861>が2%超、ソニー<6758>が3%超の下落。富士フイルム<4901>は「アビガン」の新型コロナ治療薬としての承認が見送られ、6%近い下落となった。その他売買代金上位も任天堂<7974>、トヨタ自<7203>、エムスリー<2413>、三菱UFJ<8306>など全般軟調。西松屋チェ<7545>やクスリのアオキ<3549>は好決算ながら材料出尽くし感から売りが出た。また、三谷産業<8285>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、ファーストリテ<9983>やSUMCO<3436>、アドバンテス<6857>は逆行高。川崎重<7012>は構造改革への期待から買い優勢で、世界最大級のごみ焼却発電を受注したと伝わった日立造<7004>は3%超上昇した。また、トレックスセミ<6616>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。

《HK》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.