前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

注目
2021年1月6日 5時20分

■GAテクノ <3491>  2,669円 (-446円、-14.3%)

GA technologies <3491> [東証M]が続急落。4日取引終了後、公募増資の実施を発表しており、1株当たり利益の希薄化を警戒した売りが膨らんだ。435万株の公募と上限65万2500株のオーバーアロットメントの売り出し・第三者割当増資を実施する。公募に伴う調達資金は約135億円で各種ソフトウェアの機能拡充への投資や広告費、人件費などに充てる。発行済み株式数は最大で約17%増える見込み。発行価格は13日から18日までのいずれかの日に決定する。

■シンシア <7782>  671円 (-94円、-12.3%)

東証1部の下落率トップ。シンシア <7782> が急反落。4日取引終了後、東京証券取引所と日本証券金融が5日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施すると発表、これが弱材料視された。東証は委託保証金率を現行の30%以上から50%以上へ、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%から50%へ引き上げた。

■フライングG <3317>  1,478円 (-31円、-2.1%)

フライングガーデン <3317> [JQ]が6日ぶり反落。同社は北関東地盤の外食チェーンで、郊外型のハンバーグレストラン「フライングガーデン」を展開している。5日午前11時ごろ、12月度の月次業績を発表しており、既存店売上高が前年同月比1.1%増と3ヵ月連続で前年実績を上回ったものの、前月までに比べ伸びが鈍化していることもあって、株価も上昇一服となった。10~11月は、テレビ放映の影響により客足が増加し、前年を大きく上回って推移していた。

■王将フード <9936>  5,650円 (-110円、-1.9%)

王将フードサービス <9936> が3日続落。同社は5日午後1時頃に、20年12月度の月次売上高(速報値)を公表。直営の既存店売上高は前年同月比3.9%減の63億8900万円となり、2ヵ月連続で前年実績を下回った。新型コロナウイルス感染者数の更なる増加を背景に、東京都・大阪市ほか一部地域での営業時間短縮や不要不急の外出自粛要請などにより、直営既存店の客数が同12.2%減となったことが影響した。なお、直営全店の売上高は同2.3%減の65億4600万円だった。

■京都友禅 <7615>  204円 (-4円、-1.9%)

京都きもの友禅 <7615> が続落。同社が4日引け後、12月受注高は前年同月比16%減と2ヵ月連続で前年割れとなったと発表したことが売り材料視された。

■トヨタ <7203>  7,812円 (-116円、-1.5%)

トヨタ自動車 <7203> 、ホンダ <7267> など自動車株が軟調。前日4日の米国株市場ではNYダウが大幅安となり目先リスクオフの流れのなか、外国為替市場でドル売りの動きが強まり、一時1ドル=103円台を割り込み102円70銭台までドル安・円高に振れる場面があった。為替が円高傾向にあることは、為替感応度の高い自動車株にとってはネガティブ材料。トヨタ、ホンダともに通期想定為替レートは1ドル=106円であり、実勢はそれより3円前後も円高に振れている。

※5日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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