株価指数先物【寄り前コメント】SOX指数上昇、VIX指数低下でバリューシフトはいったん落ち着くか

市況
2021年1月8日 8時22分

大阪3月限ナイトセッション

日経225先物 27580 +140 (+0.51%)

TOPIX先物 1830.0 +3.5 (+0.19%)

シカゴ先物 27595 +155

(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

7日の米国市場はNYダウ、S&P500、ナスダックの主要な株価指数が上昇。米議会がバイデン氏の大統領選勝利を正式に認定。ゴールドマンでは民主党が米上院での主導権を握ったことを受けて2021年の米成長率予想を上方修正するなど、今後の経済対策に市場の関心が向かう展開となった。また、12月のISM非製造業総合景況指数が前月から予想外に改善したことも材料視されている。

シカゴ先物清算値は大阪比155円高の2万7595円だった。日経225先物のナイトセッションは日中比90円高の2万7530円で始まり、開始直後には2万7380円まで売られる場面がみられた。しかし、その後は持ち直し米国市場の取引開始後に上昇に転じると、じりじりと上げ幅を広げており一時2万7620円まで上昇。引けにかけては高値保ち合いが続き、2万7580円で取引を終えている。

シカゴ先物にサヤ寄せする格好で買い先行で始まり、その後は3連休を控えることからこう着感が強まりそうだ。ただし、SOX指数は指数構成銘柄が全面高となり3.8%の上昇をみせており、前日までのバリューシフトを意識したTOPIX優位の展開はいったん落ち着くとみられる。NT倍率は先物中心限月で25日移動平均線を割り込み、一時節目の15倍を下回ったこともあってNTショート(日経225先物売り・TOPIX先物買い)の反対売買も意識されやすいところ。米VIX指数は10%超の下落で再び22ポイント台に低下しており、リスクオンムードも高まりやすい。

日経225先物は昨年末につけた高値である2万7690円に迫っている。これを超えてくるようだと再びNT倍率の上昇が意識されてくるが、上値の重さが意識されてしまうと、NTショートのポジションを積み上げるタイミングにもなりやすい。バイデン大統領の就任式である1月20日に向けて一段と経済対策への期待感が高まりやすく、NT倍率上昇の場面においてはNTショートのポジションを積み上げるタイミングになりそうだ。

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