Welbyは大幅反落、疾患ソリューション計画下回り20年12月期業績は計画下振れ
Welby<4438>は大幅反落している。21日の取引終了後、集計中の20年12月期の単独業績予想について、売上高が12億1700万円から8億6400万円(前の期比8.3%増)へ、営業損益が1億1200万円の黒字から2億3700万円の赤字(前期1600万円の黒字)へ、最終損益が7800万円の黒字から3億5300万円の赤字(同1100万円の赤字)へ下振れて着地したようだと発表しており、これが嫌気されている。
疾患ソリューションのPHR(個人によって電子的に管理される健康・医療情報)プラットフォーム開発で、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う顧客の意思決定の遅延や受注リードタイムの長期化により、一部想定していた案件の受注が遅れたほか、顧客案件の高度化及び多様化で要求されるセキュリティー基準への対応に伴い、開発リードタイムが長期化したことなどが要因。また、オンコロジー(がん)向けプラットフォーム「Welby マイカルテ ONC」についても開発の一部遅延により機能追加が想定より遅れ、案件受注の遅延が発生したことも響いたという。