NY株式:米国株式相場はまちまち、大規模追加経済対策への期待が後退

市況
2021年1月23日 9時34分

ダウ平均は179.03ドル安の30996.98ドル、ナスダックは12.15ポイント高の13543.06ポイントで取引を終了した。

IBMやインテルの四半期決算が嫌気されたほか、バイデン政権が提示した約2兆ドル規模の追加経済対策を巡り共和党の反対意見が強まり期待が後退したため寄り付き後、下落した。ワクチン普及の遅れや次期財務長官に指名されているイエレン氏がバイデン政権の増税の方針を再確認したことも売り材料となり終日軟調推移となった。一方、ナスダック総合指数は連日で史上最高値を更新し終了。セクター別ではテクノロジー・ハード・機器や医薬品・バイオテクが上昇した一方で、半導体・同製造装置が下落した。

半導体メーカーのインテル(INTC)はハッカーの侵入により予定を早め21日の取引終了直前に発表した決算が予想を上回ったものの、見通しが嫌気され下落。貨物輸送会社のCSX(CSX)は決算で1株当たり利益が予想を下回ったほか、アナリストによる投資判断・目標株価引き下げを受け下落した。一方で、ゲーム販売会社のゲームストップ(GME)は空売りをしていた投資家の買戻しが加速し急伸。一時取引停止になる局面もあった。オンライン決済会社のペイパル(PYPL)や小売りのウォールマート(WMT)はアナリストによる目標株価引き上げを受けてそれぞれ上昇した。

バイデン大統領は会見で、経済危機が深刻化な状況で、もし、今行動したら、経済はより良く、強まると、同政権が提示した経済対策の必要性を主張した。

(Horiko Capital Management LLC)

《YN》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.