<動意株・28日>(前引け)=かっこ、栄研化、エンプラス

材料
2021年1月28日 11時32分

かっこ<4166>=4日ぶり急反発。株価は一時、前日比14%超高に買われた。27日取引終了後、20年12月期業績予想の増額修正を発表したことが好感された。売上高は8億800万円から8億3100万円(前の期比11.5%増)に見直したほか、営業利益は1億1600万円から1億3800万円(同39.4%増)、純利益は9600万円から1億3000万円(同14.0%増)に修正した。巣ごもり需要を契機としたECサービスの利用拡大の後押しを受け、不正注文検知サービス「O-PLUX(オープラックス)」や後払い決済事業者に向けた決済コンサルティングサービスの販売が好調だった。また、繰延税金資産にかかわる回収可能性の見直しを行ったことなどが利益の押し上げ要因に働いた。同社は昨年12月17日に東証マザーズに新規上場した直近IPO企業。

栄研化学<4549>=マドを開け急伸。27日の取引終了後、21年3月期の連結経常利益が56億7000万円(前期比2.01%増)になりそうだと発表。従来予想の42億円(同11.1%減)から一転して増益を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。独自技術であるLAMP法を用いた新型コロナウイルス遺伝子検査試薬の販売が伸びることが寄与。新型コロナウイルス感染症の第2波、第3波に備えて増産体制を整備し、検査試薬の安定供給を実現したという。また、コロナ禍での活動方法の見直しで販売費などの経費が減少することも上振れにつながる。好調な業績を踏まえ、年間配当を従来計画の30円から36円(前期は30円)に増額修正したことも好材料視されている。

エンプラス<6961>=ストップ高。27日の取引終了後、21年3月期の連結経常利益を従来予想の10億円(前期比53.5%減)から13億円(同39.5%減)へ上方修正しており、これが好感されている。自動車市場の回復を背景にエンプラ事業で自動車用部品の販売が好調に推移するほか、半導体機器事業では車載向けの受注や米国を中心にサーバー向けの需要が伸びる。併せて、125万株(発行済み株式数の12.75%)または50億円を上限に自社株買いを実施すると発表。このうち、30万株は28日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で取得するという。なお、取得結果はまだ報告されていない。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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