伯東が大幅反発、車載用ICの需要急回復で21年3月期業績予想を上方修正
伯東<7433>が大幅高で3日ぶりに反発している。1月29日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を1440億円から1640億円(前期比7.1%増)へ、営業利益を27億円から35億円(同44.9%増)へ、純利益を17億円から25億円(同73.6%増)へ上方修正したことが好感されている。
テレワークや巣ごもり需要の拡大により、電子部品事業でパソコン・タブレット端末向けICやコネクタなど一般電子部品が伸長したほか、車載用ICの需要が足もとで急速に回復していることなどが要因。また、電子・電気機器事業における真空機器や工業薬品事業における化粧品基剤の販売伸長に伴う利益の増加に加えて、新型コロナウイルス感染症の影響による活動経費の抑制、投資有価証券売却益の計上などが寄与する。
なお、第3四半期累計(20年4~12月)決算は、売上高1219億8700万円(前年同期比7.4%増)、営業利益27億4200万円(同4.4%増)、純利益18億8300万円(同8.0%増)だった。