ハピンズが一時ストップ高人気、低位材料株にゲームストップ急騰劇の余波
HAPiNS<7577>が急騰、一時80円高はストップ高となる308円に買われる人気となった。米国ではゲームストップ株が個人投資家のSNSを活用した連携によって暴騰しヘッジファンドの踏み上げを誘う事態となったが、「東京市場でもそれに似たような現象が生じている」(中堅証券ストラテジスト)。同社はインテリアや生活雑貨などを展開するが新型コロナウイルスの感染拡大の影響で収益環境には逆風が吹いている。また、同様にジーンズを中心にカジュアル衣料専門店を展開するジーンズメイト<7448>も業績面は厳しい状況を強いられているが、きょうはハピンズと足並みを揃え大きく買われる展開となっており、業績悪で売り込まれた低位株に個人投資家の投機性の高い資金による買い攻勢が顕著となっている。両銘柄ともRIZAPグループ<2928>の傘下企業であり、4月1日付でワンダーコーポレーション<3344>を合わせて経営統合する予定で、これも思惑材料となっているもよう。