フジクラは売り買い交錯、今3月期営業利益の大幅増額で一時2年5カ月ぶり高値
フジクラ<5803>は売り買い交錯、寄り付き段階で5日に付けた昨年来高値560円を上抜き、18年9月以来約2年5カ月ぶりの高値を更新したが、その後は利益確定売りに押される展開となっている。同社は電線大手で光ファイバーやフレキシブルプリント基板でも世界的に高い競争力を持つ。8日取引終了後に21年3月期通期業績予想の修正を発表、本業のもうけを示す営業利益は従来予想の110億円から150億円(前期比4.5倍)に大幅増額しており、これを材料視する買いを集めている。中国をはじめとする自動車の販売台数回復を背景にワイヤーハーネスなどが好調で利益の伸びに貢献している。
最終更新日:2021年02月09日 09時15分