学研HDが急伸、第1四半期営業利益68%増
学研ホールディングス<9470>が急伸している。10日の取引終了後に発表した第1四半期(20年10~12月)連結決算が、売上高357億6600万円(前年同期比3.0%増)、営業利益19億2900万円(同67.8%増)、純利益9億4600万円(同91.5%増)と大幅な営業増益となったことが好感されている。
新型コロナウイルス感染症の影響で、家庭学習の需要増から学習参考書や児童書の販売が引き続き好調なほか、小学館アカデミーを事業譲受したことが業績を牽引した。また、塾ではWebプロモーションへのシフトによる効率化や、医学看護では看護師向けeラーニングの契約病院数が引き続き伸長したことなども寄与した。
なお、21年9月期通期業績予想は、売上高1460億円(前期比1.7%増)、営業利益56億円(同10.3%増)、純利益28億円(同20.6%増)の従来見通しを据え置いている。