<マ-ケット日報> 2021年2月15日

市況
2021年2月15日 16時39分

週明けの市場は日経平均が大幅反発。終値は前週末比564円高の3万84円で、1990年8月以来、約30年半ぶりに3万円の大台へ乗せてきた。米株最高値更新などを受けて朝方から買い先行の展開に。日本の10-12月GDP速報が事前予想値を上回ったこともプラスに働き、その後も着々と水準訂正を進めて行った。国内で17日からワクチン接種が始まることも安心材料に。一方、13日に起きた東北の地震の影響は今のところ見られない。

前週末の米国市場はワクチン普及や追加経済対策の早期成立期待からダウ平均は小反発し、2日ぶりに史上最高値を更新した。米政府はこの日、新型コロナワクチンの追加供給契約を新たに結び、7月末までに米国民全員に2回の接種ができるようになると発表した。これにより金融や素材など景気敏感株が上昇。ハイテク株なども買われてナスダック指数、S&P500種指数なども揃って最高値を更新した。米国の株高に死角は今のところ見当たらない。

さて、東京市場は再び最高値を更新した米国株の流れを受けて日経平均はあっさりと3万円を達成した。10-12月決算の上方修正の多さに加え、本日発表のGDPも想定より上振れしており、ミクロ、マクロともに改めてファンダメンタルズの強さを買う展開になっている。ワクチン普及や感染者数の減少傾向を背景に当面は売り材料の見当たらない状態。日経平均は3万円台を固めることになりそうだ。(ストック・データバンク 編集部)

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