２５日の株式相場見通し＝急反発、米国株高を受け切り返しへ
２５日の東京株式市場は買い戻し優勢の地合いとなり、日経平均株価は急反発に転じそうだ。前日の米国株市場ではＮＹダウが大幅高に買われ４日続伸となったほか、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数も切り返す動きをみせた。これにより投資家の不安心理も目先後退している。前日の後場に日経平均は一段安に売り込まれ４８０円あまりの急落となり３万円大台を終値で割り込んだが、その反動もあってリバウンド局面に移行する公算が大きい。一時１．４％台に乗せた米長期金利の上昇は引き続き警戒材料ながら、一方で新型コロナウイルスを克服する形での景気回復と企業業績の改善期待が買いの根拠となる。
２４日の米株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前営業日比４２４ドル５１セント高の３万１９６１ドル８６セントと４日続伸。ナスダック総合株価指数は同１３２．７６８ポイント高の１万３５９７．９６６だった。
日程面では、１月の外食売上高、１月の百貨店売上高、１月のスーパー売上高など。また、ジャスダック市場にアピリッツ<4174>が新規上場する。海外では韓国中銀の金融政策決定会合、１月の米耐久財受注額速報値、１０～１２月の米実質ＧＤＰ改定値、ＥＵ首脳会議（テレビ会議で２６日まで）など。