株価指数先物【寄り前コメント】売り一巡後の底堅さを見極め、ロール中心で方向感つかみづらい

市況
2021年3月4日 8時17分

大阪3月限ナイトセッション

日経225先物 29380 -210 (-0.70%)

TOPIX先物 1897.5 -6.0 (-0.31%)

シカゴ先物 29275 -315

(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

3日の米国市場はNYダウ、S&P500、ナスダックの主要株価指数が下落。地区連銀経済報告(ベージュブック)では、新型コロナワクチンの接種が進み経済成長見通しが強まっているとの楽観的な見方が維持された。一方、景気回復期待が高まるなかで金利先高感は根強く、ハイテク株に利益確定の売りが向かった。また、2月のADP民間雇用者数やISM非製造業景況指数が予想を下回ったことも嫌気されている。

シカゴ先物清算値は大阪比315円安の2万9275円だった。日経225先物のナイトセッションは日中比90円高の2万9680円で始まり、グローベックスの米株先物の強い値動きを受けて一時2万9770円まで上昇する場面がみられた。その後は2万9700円を上回って保ち合ったものの、米国市場の取引開始後に急速に弱含む展開に。引けにかけて下振れて2万9380円とナイトセッションの安値で取引を終えた。

本日はシカゴ先物にサヤ寄せする格好でギャップスタートとなろう。テクニカル面では25日移動平均線(2万9315円)水準の攻防で底堅さを見せてくるかを見極めたい。2月末の大幅な下落局面で付けた2万9250円を下回ってくるようだと、オプション権利行使価格の2万9125円が意識される可能性はある。

また、昨日辺りから期先へのロールオーバーの売買が目立ち始めてきており、積極的な売買は手控えられやすいだろう。商いが膨らみづらい状況において、短期のヘッジファンドなどによる仕掛け的な売買に振らされやすくなる点には注意が必要である。25日移動平均線水準での底堅さがみられる場面ではリバウンド狙いのスタンスとなるが、あくまで短期スタンスで臨みたい。

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