話題株ピックアップ【夕刊】(3):Tスマート、カラダノート、エスティック
■テクノスマート <6246> 1,277円 +130 円 (+11.3%) 本日終値
テクノスマート<6246>が急反発し昨年来高値を更新した。旧村上ファンド関係者が運営する投資会社エフィッシモ キャピタル マネージメントが4日取引終了後、財務省に大量保有報告書を提出し、エフィッシモのTスマート株式保有割合が6.09%と、新たに5%を超えたことが判明。これを受けて需給思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は純投資としており、報告義務発生日は2月26日。
■カラダノート <4014> 1,855円 +135 円 (+7.9%) 本日終値
カラダノート<4014>は急伸。4日の取引終了後、ユーザーの家計相談から保険商品の提案までを一貫として支援する新サービス「かぞくの保険」を開始し、保険代理事業に参入したと発表しており、新事業への期待感が株価を下支えしているようだ。なお、21年7月期業績への影響は軽微としている。
■エスティック <6161> 4,350円 +285 円 (+7.0%) 本日終値
エスティック<6161>は急伸。4日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を48億2000万円から52億1700万円(前期比23.0%減)へ、営業利益を7億7000万円から10億800万円(同43.1%減)へ、純利益を5億400万円から6億8100万円(同42.9%減)へ上方修正し、あわせて従来42円を予定していた期末配当を57円(前期97円)に引き上げると発表したことが好感された。新型コロナウイルス感染症の影響で国内の客先設備投資計画の動向は把握しづらい状況が続いているものの、米国や中国市場における売り上げが想定を上回っていることが要因としている。
■グッドパッチ <7351> 2,997円 +178 円 (+6.3%) 本日終値
グッドパッチ<7351>が3日続伸。4日の取引終了後、2月9日に発行した行使価額修正条項付新株予約権の行使が全て完了したと発表しており、将来的な希薄化懸念の払拭につながり、買い安心感が働いたようだ。
■新家工業 <7305> 1,619円 +81 円 (+5.3%) 本日終値
新家工業<7305>が高い。4日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を330億円から350億円(前期比14.7%減)へ、営業利益を1億5000万円から4億5000万円(同64.7%減)へ、純利益を7億円から9億5000万円(同34.6%増)へ上方修正したことが好感された。新型コロナウイルス感染症の影響はあるものの、自動車関連や物流倉庫などの一部の分野では比較的堅調に推移していることが要因という。また、未定としていた期末配当予想を45円にすると発表した。年間配当は65円(前期65円)となる予定だ。
■電響社 <8144> 1,337円 +52 円 (+4.1%) 本日終値
電響社<8144>が反発。4日の取引終了後、従来20円を予定していた21年3月期の期末配当について、特別配当5円を加えて25円にすると発表したことが好感された。年間配当は45円となり、前期実績に対しては5円の増配になる予定だ。
■VIX短先物 <1552> 5,540円 +130 円 (+2.4%) 本日終値
国際のETF VIX短期先物指数<1552>は続伸。同ETFは「恐怖指数」と称される米VIX指数とリンクしており、米国市場の波乱時には上昇する特性を持つ。4日の米VIX指数は前日に比べ1.90(7.12%)ポイント高の28.57に上昇。一時、31.90をつける場面があった。同日のNYダウは345ドル安と下落。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は、米メディア主催の会合で、「現在の金融政策のスタンスは適切」と述べ、米長期金利上昇に対する抑制策を期待した市場の失望感を誘った。これを受け、この日の国際VIX短期先物は上昇した。
■INCLUSIVE <7078> 4,070円 -420 円 (-9.4%) 本日終値
INCLUSIVE<7078>が大幅続落。東京証券取引所が5日から同社株式の信用取引による新規の売り付け及び買い付けにかかる委託保証金率を70%以上(うち現金40%以上)に引き上げると発表しており、規制強化によって個人投資家からの資金流入が細るとの見方から売られたようだ。また、日本証券金融も5日以降、貸借取引自己取引分及び非清算者ごとの清算取次貸借取引自己取引分の貸借担保金率を70%(うち現金40%)に引き上げると発表している。
■ウチダエスコ <4699> 2,975円 -215 円 (-6.7%) 本日終値
ウチダエスコ<4699>は大幅反落。4日の取引終了後、21年7月期の連結業績予想について、売上高を184億円から200億円(前期比15.9%増)へ、営業利益を13億円から17億円(同0.7%減)へ、純利益を9億円から12億3000万円(同3.2%増)へ上方修正したが、全般相場の下落に加えて目先の材料出尽くし感から売り優勢となったようだ。上方修正は、上期においてICTサービス事業におけるGIGAスクール構想及びその他の案件の受注ともに想定以上に好調に推移したことが要因。なお、同時に発表した第2四半期累計(20年7月21日~21年1月20日)決算は、売上高92億3100万円(前年同期比2.9%減)、営業利益8億5100万円(同16.0%減)、純利益6億3600万円(同0.6%減)だった。
●ストップ高銘柄
新報国製鉄 <5542> 2,012円 +400 円 (+24.8%) ストップ高 本日終値
シーズメン <3083> 465円 +80 円 (+20.8%) ストップ高 本日終値
など、3銘柄
●ストップ安銘柄
日本銀行 <8301> 44,000円 -10,000 円 (-18.5%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
株探ニュース