<マ-ケット日報> 2021年3月12日

市況
2021年3月12日 17時25分

12日の市場は日経平均が大幅に4日続伸。終値は前日比506円高の2万9717円だった。前日の米国株が最高値を更新した流れを受け買い先行の展開に。米長期金利上昇に対する過度な警戒感が薄れ株式選好のムードに戻っている。特に経済対策成立による米景気回復への信頼度が高く、現状程度の金利水準なら受け入れられそうな雰囲気に変わってきた。ECBが11日の理事会で国債の買い入れペースを加速すると決めたことも不安払拭に一役買っている。

昨日の米国市場は経済対策成立で景気回復を期待した買いが続きダウ平均は5日続伸。連日で史上最高値を更新した。この日は長期金利の上昇が一服し、高PER銘柄群であるハイテク株が急反発。代表的な指数ナスダックは2.5%の上昇で目先の底入れ感を強めている。S&P500種指数も上昇し約1カ月ぶりに最高値を更新した。米国では金利上昇に端を発したハイテク株の調整局面から全体が徐々に脱しつつある様子。

さて、東京市場は最高値を更新する米国株に引っ張られるように日経平均が4連騰。国内景気よりも米国景気の回復を先取りする格好で上昇基調に回帰しつつある。チャート上では25日移動平均線(2万9492円)を回復し、これでマザーズ指数以外は全てが同線を上回った。幅広の物色範囲で安定感も増し日経平均やトピックスも直近の高値奪回に向けた態勢に入りつつある。(ストック・データバンク 編集部)

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