話題株ピックアップ【昼刊】:ユーグレナ、Pアンチエイ、任天堂

注目
2021年3月16日 11時40分

■ユーグレナ <2931>  1,245円  +245 円 (+24.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率トップ

ユーグレナ<2931>が急騰。微細藻類ミドリムシを活用した健康食品や化粧品を展開するほか、ミドリムシ由来のバイオジェット燃料開発に傾注しておりマーケットの注目度が高い。15日取引終了後、待望のバイオジェット燃料がついに完成し、年内にも航空運送事業者への販売をスタートさせる方向で最終調整を進めていくことを発表した。バイオジェット燃料の商業化により業績の赤字脱却から飛躍が見込めるとの思惑が投資資金を呼び込む形となっている。

■Pアンチエイ <4934>  9,410円  +1,500 円 (+19.0%) ストップ高   11:30現在

基礎化粧品の製造・販売を手掛けるプレミアアンチエイジング<4934>がストップ高。同社は15日取引終了後に、21年7月期通期の連結業績予想を修正。営業利益見通しは従来の26億100万円から44億円(21年7月期第2四半期から連結財務諸表を作成しているため前年同期との比較なし)に引き上げた。売上高見通しは252億7000万円から315億円に上方修正した。各ブランドの認知度・知名度が向上したことなどから通信販売の新規顧客獲得数が増加しているほか、収益力の高い卸売販売も伸長していることが主な要因。利益面では広告宣伝費対売上高比率が大幅に改善していることが寄与するとしている。

■三井ハイテック <6966>  4,090円  +360 円 (+9.7%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位

三井ハイテック<6966>が急反発している。15日の取引終了後に発表した22年1月期の連結業績予想で、売上高1100億円(前期比13.0%増)、営業利益47億円(同24.0%増)、純利益33億円(同27.3%増)と大幅な営業増益を見込み、年間配当を前期比6円増の27円を予定していることが好感されている。情報通信機器や5G、車載向けの半導体需要及び電気自動車需要が引き続き拡大する見通し。なお、21年1月期決算は、売上高973億5100万円(前の期比11.9%増)、営業利益37億9000万円(同199倍)、最終損益25億9200万円の黒字(前の期6億2400万円の赤字)と営業利益が従来予想の26億円を上回って着地した。情報通信機器関係や自動車向けリードフレーム、電動車向けモーターコアの売り上げが好調に推移したほか、固定費削減に注力したことが業績に貢献した。

■ポールHD <3657>  1,298円  +81 円 (+6.7%)  11:30現在

ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス<3657>が反発し、昨年来高値を更新した。同社は15日取引終了後に、22年1月期通期の連結業績予想を公表。営業利益見通しを前期比7.3%増の34億5200万円としているほか、期末一括配当計画を前期比1円増配の14円としていることが好感されているようだ。売上高は同12.5%増の300億7700万円を見込む。主力のデバッグ・検証事業では国内外の子会社間の連携強化や営業力強化でアウトソーシング市場でのシェア向上を図るほか、ネットサポート事業では不正対策サービスの受注を推進するとしている。なお、21年1月期通期の連結決算は、売上高が前の期比2.3%増の267億2900万円、営業利益は同8.9%減の32億1700万円で着地した。

■正栄食品工業 <8079>  4,325円  +235 円 (+5.8%)  11:30現在

15日に決算を発表。「11-1月期(1Q)経常は5%増益で着地」が好感された。

正栄食品工業 <8079> が3月15日大引け後(15:00)に決算を発表。21年10月期第1四半期(20年11月-21年1月)の連結経常利益は前年同期比4.7%増の16.7億円に伸び、11-4月期(上期)計画の26億円に対する進捗率は64.4%に達し、5年平均の50.8%も上回った。

⇒⇒正栄食品工業の詳しい業績推移表を見る

■サン電子 <6736>  3,630円  +195 円 (+5.7%)  11:30現在

サン電子<6736>は急動意、5%を超える上昇で3600円台まで上値を伸ばした。3月に入り3500円を軸としたもみ合いを長く続けていたが、目先煮詰まり限界から上放れの気配をみせている。遊技機向け制御基板メーカーだが、最近はモバイル機器製造などに軸足を移し、経営立て直しを図っている。15日取引終了後、これまで非開示だった21年3月期の業績予想を発表。営業損益は6億~7億円の黒字(前期は22億5200万円の赤字)を予想しており、損益改善の方向が明確になったことを好感する形で投資資金の流入を誘っている。

■タチエス <7239>  1,210円  +58 円 (+5.0%)  11:30現在

タチエス<7239>が3日続伸している。国内投資ファンドのストラテジックキャピタル(東京都渋谷区)が15日の取引終了後、財務省に大量保有報告書を提出し、ストラテジックキャピタルのタチエス株式保有割合が5.02%となり、新たに5%を超えたことが判明。これを受けて需給思惑の買いが入っているようだ。保有目的は純投資及び状況に応じて重要提案行為などを行うこととしており、報告義務発生日は3月8日。

■エアトリ <6191>  2,200円  +96 円 (+4.6%)  11:30現在

エアトリ<6191>が急伸している。15日の取引終了後、21年9月期の連結業績予想について、営業利益を4億4900万円から10億円(前期89億9400万円の赤字)へ、純利益を2億7500万円から5億6100万円(同86億9200万円の赤字)へ上方修正したことが好感されている。売上高は243億円(前期比14.4%増)の従来見通しを据え置いたものの、前期から取り組んできた各種施策及びコスト削減の成果が継続して実現されていることが要因。また、グループ内の事業ポートフォリオの分散及び再構築が進み、グループ全体としてダウンサイドリスクを低減していることも寄与する。

■任天堂 <7974>  63,700円  +2,080 円 (+3.4%)  11:30現在

任天堂<7974>が5連騰と上値追い基調を強めている。2月17日に6万9830円の昨年来高値を形成したが、その後は世界的なバリュー株買い・グロース株売りの動きに流されて大幅な調整を強いられていた。しかし、今月9日に下ヒゲで5万7610円をつけて売り物が切れた形となり、その後は値ごろ感からの押し目買いが優勢となり戻り足を強めている。市場では「ゲーム機業界では依然としてニンテンドースイッチの一人勝ちで、関連ソフトも含め同社の優位性は揺るがない」(中堅証券アナリスト)との見方が強く、21年3月期の業績上振れも見込んだ買いを引き寄せている。

■トラスコ中山 <9830>  2,909円  +81 円 (+2.9%)  11:30現在

トラスコ中山<9830>が5日続伸している。15日の取引終了後、第2四半期累計(1~6月)連結業績予想について、売上高を1095億5000万円から1140億7000万円(前年同期比5.2%増)へ、営業利益を66億3000万円から72億8000万円(同18.2%増)へ、純利益を47億2000万円から53億4000万円(同23.2%増)へ上方修正し、あわせて18円としていた中間配当予想を20円50銭に引き上げたことが好感されている。自動車産業を中心として、停滞していた工場の生産活動や先送りされていた設備投資が徐々に回復基調となったことに加えて、戦略的に在庫アイテムの拡充を継続し、デジタル投資などの強化を行うことで顧客の利便性向上を図ったことが奏功した。

■しまむら <8227>  10,990円  +230 円 (+2.1%)  11:30現在

しまむら<8227>が反発している。15日の取引終了後、集計中の21年2月期連結業績について、売上高が5286億6300万円から5426億800万円(前の期比4.0%増)へ、営業利益が308億8900万円から380億2600万円(同65.4%増)へ、純利益が192億600万円から261億6300万円(同99.3%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。商品力及び販売力の改善効果に加えて、年末年始の強い冷え込みにより冬物商品が順調に売り上げを伸ばしたことが寄与した。

■プレサンス <3254>  1,646円  +26 円 (+1.6%)  11:30現在

プレサンスコーポレーション<3254>が7日続伸している。15日の取引終了後、従来13円としていた期末配当予想を16円にすると発表したことが好感されている。なお、年間配当予想は29円(前期39円)となる予定だ。

■東京エレクトロン <8035>  42,110円  +550 円 (+1.3%)  11:30現在

東京エレクトロン<8035>が反発。前週末こそ急反発したものの3月に入ってからは一貫して下値模索の展開となっていた。前日の米国株市場では10年債利回りが上昇一服となったことで、エヌビディアやインテルなど半導体関連株が買い戻される展開となり、その流れを引き継いでいる。ただ、4万円台半ばにかけて戻り売り圧力は強く、買い一巡後上げ幅は限定的となっている。当面は75日移動平均線が下値サポートラインとして機能するが、上値も重い展開で日柄調整が必要との見方も強い。

■GAテクノ <3491>  2,010円  -441 円 (-18.0%)  11:30現在

GA technologies<3491>が急落している。15日の取引終了後に発表した第1四半期(20年11月~21年1月)連結決算が、売上高120億8200万円(前年同期比22.8%増)、営業損益6億4400万円の赤字(前年同期4600万円の赤字)、最終損益5億9300万円の赤字(同8400万円の赤字)となり、赤字幅が拡大したことが嫌気されている。会員数の増加で、主力の不動産テック総合サービス「リノシー」の売り上げが順調に増加したものの、セールス人員を別部門に異動させたことや、商品調達の質・規模を拡大したことで粗利率が低下。また、積極的な採用活動による人件費や売り上げ拡大に伴う広告費が増加したことも損益悪化につながった。なお、21年10月期通期業績予想は、売上高850億円(前期比34.8%増)、営業利益24億5500万円(同30.0%増)、最終利益10億円(同10.6%増)の従来見通しを据え置いている。

■セイノーHD <9076>  1,596円  -85 円 (-5.1%)  11:30現在  東証1部 下落率8位

15日に発表した「250億円の新株予約権付社債を発行」が売り材料。

250億円のユーロ円建て新株予約権付社債(転換社債=CB)を発行する。調達資金はロジ・トランス施設の建設や建設用地取得などに充てる。

●ストップ高銘柄

ニックス <4243>  1,064円  +150 円 (+16.4%) ストップ高買い気配   11:30現在

など、2銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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