セルソースが荒い値動き、今１０月期第１四半期営業４５％増益も思惑錯綜
セルソース<4880>が荒い値動き。きょうは朝方に９００円を超える下げで９４３０円まで突っ込んだが、その後は買い戻され、１万円台を回復している。同社は脂肪などから幹細胞を培養する再生医療関連事業を展開しているが、提携医療機関数や加工受託件数が順調に伸び、足もとの業績の伸びが顕著となっている。１５日取引終了後に２１年１０月期第１四半期（２０年１１月～２１年１月）決算を発表したが、売上高が前年同期比４０％増の６億２２００万円、営業利益が同４５％増の１億８０００万円と急拡大した。営業利益の通期計画に対する進捗率は３１％に達した。ただ、寄り付きに大口の売り注文で値を崩すと、短期筋の投げを誘発した。目先材料出尽くしとみた売りで１万円大台を大きく下抜けたが、その後売り物が枯れたところを見計らって押し目買いが入り、再浮上する形となった。売買高は既に前日終日ベースの４倍以上に達している。