米国株見通し:上げ渋りか、長期金利の下げ渋りで

市況
2021年3月18日 15時09分

(14時50分現在)

S&P500先物      3,966.62(+3.12)

ナスダック100先物  13,192.12(+3.12)

グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は80ドル高。アジア株高も波及し、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。

17日の取引で主要3指数は上昇。ナスダックは3日続伸し、反発のダウは189ドル高で初めて33000ドル台に乗せた。この日発表された住宅関連指標はいずれも予想を下回り、序盤は回復期待の買いは慎重に。ただ、連邦準備制度理事会(FRB)は連邦公開市場委員会(FOMC)で現行の緩和的な金融政策を維持。また、2023年まで実質ゼロ金利政策を継続する方針を示したことから、市場は想定以上にハト派寄りと受け止め幅広い銘柄に買いを強めた。

本日は上げ渋りか。FOMCの経済・金利見通しで、23年までに利上げが実施されると予想するメンバーが昨年12月時点から増加し、今後の回復ペースによってはテーパリング(資産買入れ規模の段階的縮小)も想定される。そうした可能性から10年債利回りが持ち直せばハイテク株への買いは一服し、指数の一段の上昇を阻止しそうだ。また、米中外交トップ会談の行方は両国の輸出入への影響も見込まれるため、積極的な買いを抑制する要因となろう。

《TY》

提供:フィスコ

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