注目銘柄ダイジェスト(前場):コーア商事HD、理経、ゼネテックなど

市況
2021年3月23日 12時00分

群馬銀<8334>:416円(-16円)

大幅反落。前日に業績予想の下方修正を発表、純利益は従来の205億円から120億円、前期比46.1%減に減額している。事業再生ADRを申請していたサンデンHD関連の追加引き当てを行ったことがその背景となっている。追加引き当ての実施は織り込まれていた面もあるが、足元にかけて株価が大きく上昇していたこと、米長期金利の低下で本日は銀行株が軟化していることなども逆風になっているようだ。

理経<8226>:241円(+28円)

急伸。前日に通期業績予想の上方修正を発表、営業損益は従来予想の0.51億円の赤字から一転1.40億円の黒字に増額。前期は0.54億円の黒字であった。大学官公庁向けシステム、製造業向け3次元CAD、民間向けVR案件が増加する見込みのほか、映像配信システム案件、導電性樹脂接着剤案件などが増加する見込み。無配予想としていた期末配当金も2円にするとしている。

コーア商事HD<9273>:1452円(+157円)

大幅反発。前日に1対2の株式分割実施を発表、基準日は4月30日となる。また、株式分割を考慮して6月期末配当金を17円から9円に変更、実質的に1円の増配となる。さらに、創立30周年を記念した株主優待の実施も発表している。4月末時点の100株以上の株主に対してQUOカード1000円分を実施する。なお、6月末株主を対象とした従来からの株主優待も引き続き実施の予定。

ハブ<3030>:899円 カ -

ストップ高買い気配。ミクシィ<2121>との資本・業務提携を発表、ポジティブなインパクトにつながっている。ミクシィが約10億円の第三者割当増資を引き受けて筆頭株主となる。同社では英国風居酒屋でスポーツ番組を配信しており、ミクシィが取り組んでいるスポーツ関連コンテンツ拡充におけるシナジー効果などを期待しているもよう。また、ロイヤルHDが保有株の一部をTech Growth Capitalに譲渡することも発表している。

東エレク<8035>:42620円(+1120円)

大幅反発。米10年債利回りが前日比で5bp低下するなど長期金利上昇の一服を受け、前日の米国市場では足元で売りが優勢だったグロース株が上昇している。ナスダック指数が1.2%の上昇だったほか、SOX指数も2.2%の上昇。東京市場においても、グロース株への見直しの動きにつながり、同社など半導体製造装置株が総じて反発の流れとなっている。

ゼネテック<4492>:2088円(+280円)

大幅に続伸。21年3月期の営業利益を従来予想の1.00億円から1.80億円(前期実績3.35億円)に上方修正している。売上高予想は45.90億円から40.50億円(同47.20億円)に引き下げるものの、災害発生時の位置情報通知サービス事業が想定以上に伸びたほか、経費削減で増益幅が拡大する見通し。業績修正を踏まえ、期末配当を従来予想の8.00円から15.00円(前期末実績3.50円)に増額修正した。年間配当も同額。

Eストアー<4304>:2511円(+159円)

大幅に3日ぶり反発。一部メディアが実施した売上高100億円以下の中堅上場企業を対象にした調査で、21年3月期の増収額見通しランキングで1位となっている。調査は「ショッピングモールなどで営業時間の短縮や休業が増え、EC化に踏み切れていなかった企業による自社のECサイト構築の動きが活発になった」と分析している。Eストアーの通期予想は売上高が前期比113.1%増の103.40億円、営業利益は71.5%増の8.20億円。

メイコー<6787>:2790円(+112円)

大幅に反発。60万株(15.6億円)を上限として自社株を取得すると発表している。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は2.29%。取得期間は23日から12月31日まで。資本効率の向上を図り、株主還元を充実させるとともに経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を可能とすることが目的。また、22日終値(2678円)で23日朝方に立会外取引(ToSTNeT-3)で上限15万株(約4.02億円)の自社株買い付けを委託する。

《ST》

提供:フィスコ

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