藤コンポは我が道を突き進み1年3カ月ぶり500円台乗せ、依然PBR0.5倍弱
藤倉コンポジット<5121>が全体相場に流されず我が道を行く展開。きょうは一時20円高に買われ、2019年12月以来約1年3カ月ぶりとなる500円台に歩を進めた。ゴム加工品や産業用資材の大手メーカーだが、半導体業界向けや自動車業界向け需要を捉え、来期業績は急回復が見込まれる。株価は2月に急動意をみせた後、下値を一貫して切り上げる展開だが、指標面では依然としてPBRが0.5倍弱にとどまっており、水準訂正妙味が意識されている。同社は非常用マグネシウム空気電池「WattSatt(ワットサット)」を手掛けるほか、風力発電機用ブレード保護シートなども製造しており、再生可能エネルギー関連株としてもテーマ物色の波に乗る。