注目銘柄ダイジェスト(前場):JPHD、北越コーポ、エーアイなど

市況
2021年4月2日 12時10分

北越コーポ<3865>:549円(+35円)

大幅反発。香港の投資ファンドであるオアシス・マネジメントが新たに5.28%を保有する大株主になったことが、前日の大量保有報告書で明らかになっている。保有目的として、ポートフォリオ投資および重要提案行為を挙げている。アクティビストファンドとして知られており、アルプス電気とアルパインの経営統合や東京ドームとの対立姿勢などでも話題となった。思惑先行の展開へとつながっているようだ。

象印マホービン<7965>:2079円(+83円)

大幅続伸。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は36.5億円で前年同期比28.9%増益となっている。上半期計画の32億円、同2.5%を超過する状況になっており、今回据え置いている業績計画の上振れを織り込む動きが強まっているようだ。巣ごもり消費が継続しており、調理家電の販売が好調に推移しているようだ。地域別では、中国や北米などが想定以上の推移とみられる。

日電硝<5214>:2638円(+98円)

大幅反発。前日に業績予想の上方修正を発表している。上半期営業利益は従来予想の90億円から110億円、前年同期比41.6%増に、通期では200億円から220億円、前期比24.6%増にそれぞれ上方修正。FPD用ガラスは想定を上回る出荷が続いており、ガラスファイバも自動車向けを中心に出荷が好調なもよう。第1四半期決算前のタイミングでの上方修正を受け、今後さらなる上振れなども想定される状況に。

JPHD<2749>:310円(+29円)

急伸。菅首相が、子どもに関する政策調整を一元的に担う「こども庁」を設けるよう求める勉強会の提言を受け取ったと伝わっている。提言ではこども庁に専任の閣僚を置くよう要求、行政の縦割りを排して政策を立案し遂行する強い権限を持った組織が必要だと訴えている。子ども・子育て関連支出を欧州並みの3%台半ばまで引き上げるよう主張。子育て関連の中心銘柄として、同社には活躍余地の広がりが期待できる状況に。

レーザーテック<6920>:15950円(+770円)

大幅続伸で上場来高値。1月14日の高値を更新している。前日に続いて半導体製造装置各社の強い動きが目立っている。前日の米SOX指数は3.69%の上昇、海外関連株高の流れを引き継ぐ形に。米国の経済対策のプラス効果が引き続き期待されているほか、台湾TSMCが向こう3年で1000億ドルを投資する計画などと伝わっており、さらなる支援材料に。米長期金利の上昇一服もハイテク株の買い安心感につながっているようだ。

エーアイ<4388>:2148円(+125円)

大幅に反発。高品質音声合成エンジンAITalkがベネッセホールディングス<9783>傘下のベネッセコーポレーション(岡山市)の中学生向け通信教育「進研ゼミ中学講座」に採用されたと発表している。タブレット学習を中心としたハイブリッドスタイルの中学1・2年生向けの学習教材「デジタルチャレンジ」で利用される。数学・国語・理科・社会の各先生の合成音声による教材ナレーションを実現したという。

ワークマン<7564>:8100円(+220円)

大幅に反発。3月の既存店売上高が前年同月比11.3%増になったと発表している。2月は同3.7%減で、2カ月ぶりのプラス。客数は7.4%増(前月4.5%減)、客単価は3.7%増(同0.9%増)となった。気温の上昇に伴い、アウトドア・スポーツ向けの商品などが好調に推移した。全店ベースの通期累計売上高は20.2%増で、21年3月期予想のチェーン全店売上高(13.9%増)を上回っている。

ウェルスナビ<7342>:3550円(-195円)

上場来高値。ロボアドバイザー「WealthNavi」の預かり資産が3月31日時点で4000億円を突破したと発表している。WealthNaviは、投資の経験や知識、資産の額に関係なく、世界約50カ国1万1000銘柄への分散投資を自動で行える。2月からはNISA(少額投資非課税制度)口座で自動で資産運用ができる新機能「おまかせNISA」を開始しており、今後は提携サービスへの展開も検討していくとしている。

《ST》

提供:フィスコ

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