<動意株・16日>(大引け)=AIins、フルヤ金属、大日光など

材料
2021年4月16日 15時03分

AI inside<4488>=大幅高。NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT、川崎市幸区)はきょう、自社のRPAツール「WinActor」とAIinsのエッジコンピューター「AI inside Cube」の連携を開始したと発表。これにより、AIinsが提供する「ワクチン接種管理業務ソリューション」で「WinActor」による自動化・効率化が実現できたとしており、これが材料視されているようだ。両社は2020年2月に、「WinActor」とAIinsのAI-OCRサービス「DX Suite」との組み合わせによる企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進を発表するなど、互いの製品に関するテクノロジーパートナー契約のもと連携強化を図ってきた経緯がある。

フルヤ金属<7826>=急伸し年初来高値更新。15日の取引終了後、21年6月期の連結業績予想について、売上高を233億円から320億円(前期比40.2%増)へ、営業利益を45億円から79億5000万円(同2.2倍)へ、純利益を29億円から50億4000万円(同98.9%増)へ上方修正したことが好感されている。20年11月から一部貴金属価格が想定を大きく上回り推移していることに加えて、単結晶育成ルツボをはじめとするイリジウム製品や有機EL向け化合物、電極向け貴金属化合物などの受注が好調に推移していることなどが要因としている。

大日光・エンジニアリング<6635>=一時ストップ高。同社は15日、宇宙工学関連を中心とした研究開発や新事業の創出などで、帝京大学と包括的連携協定を締結したと発表。これが株価を刺激しているようだ。帝京大学理工学部航空宇宙工学科の宇宙システム研究会などが中心となり、21年度中の打ち上げに向けて宇宙航空研究開発機構(JAXA)革新的衛星技術実証2号機の準備が進められており、同社は搭載予定の人工衛星「TeikyoSat-4」の電源供給回路の設計及び製造などに携わっている。両者はこのプロジェクトを皮切りに、知的・人的・物的資源の相互活用などを進めながら連携を強化するとしている。

トリドールホールディングス<3397>=大幅高で続伸。午前9時40分ごろ、孫会社にあたる香港のタムジャイ・インターナショナル(TJI)が、香港証券取引所メインボードへ上場申請したと発表しており、これが好材料視されている。TJIは、18年1月にグループ会社となった香港、中国本土及びシンガポールで米線(米の麺)料理を提供するレストランチェーン。業績への影響は、現在申請の精査中であるため、業績へ重要な影響を与える事象が生じた場合、明らかにするとしている。

アエリア<3758>=上げ足早め年初来高値を更新。15日の取引終了後、子会社リベル・エンタテインメントの男性向けオリジナルゲーム「蒼焔の艦隊 (そうえんのかんたい)」が150万ダウンロード(DL)を突破したと発表しており、これが好感されている。「蒼焔の艦隊」は、第2次世界大戦下を舞台に、プレイヤーが「蒼焔艦隊」の総司令官として、所属不明の「影の艦隊」と戦うというストーリー。17年9月に配信を開始し、リアルな海戦が楽しめることからDL数を伸ばしている。

エルテス<3967>=急反発し年初来高値更新。15日の取引終了後、内閣府が20年12月から行ってきた「スーパーシティ型国家戦略特区」対象地区への公募に関して、12地方公共団体から主要な事業者の候補として選定されたと発表した。これまでのデジタル分野での経験を生かしたデジタルガバメント化の取り組みによって、各地方公共団体のスーパーシティ構想を含めたデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するという。同時に、デジタルガバメントに関わるシステムへのセキュリティー対策ソリューションの提供を開始するとあわせて発表した。なお、両件が業績に与える影響は軽微としている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

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