注目銘柄ダイジェスト(前場):日電子、いつも、コロプラなど

市況
2021年4月22日 11時56分

コロプラ<3668>:798円(-50円)

大幅続落で下落率トップ。任天堂が同社に対する損害賠償の請求金額を49億5000万円から96億9900万円に引き上げたと発表している。任天堂では2016年9月に、自社の特許権を侵害されたとして、スマホ向けゲーム「白猫プロジェクト」の提供差し止めと、損害賠償を求めている。請求金額の引き上げは提訴後の時間経過によるものとしている。同社では侵害の事実はないと主張しているが、あらたあめて不透明感などが反映される展開に。

商船三井<9104>:4110円(+175円)

大幅反発。野村證券では投資判断「バイ」を継続で、目標株価を5400円から6300円に引き上げている。ドライバルク船、自動車船の利益回復に加えて、コンテナ船の運賃が高水準を維持することで、22年3月期経常利益は前期比47%の増益になると予想。また、23年3月期から配当性向30%程度を前提にするとしている。野村證券では他の海運大手の目標株価も引き上げており、本日は海運セクターが業種別上昇率トップになっている。

日電子<6951>:6300円(+580円)

大幅反発。クレディ・スイス証券では投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価も4725円から7370円にまで引き上げている。足元ではマルチビームの受注拡大期待が再燃して株価が上昇しているが、22年3月期は前期比64%増益の高成長、インテルの23年自社生産拡大によるマルチビーム受注水準堅持などを想定、他の銘柄で来期受注減速を見込む中、業績のボトムアウトを予想としている。

イーレックス<9517>:1885円(+91円)

大幅反発。22年3月、水素を燃料にして二酸化炭素(CO2)を排出しない発電所を山梨県で稼働させると22日付の日本経済新聞朝刊で報じられている。水素発電所の商業運転は国内で初めてとなるもよう。まずは、一般家庭約100世帯弱が1年間に使用する電力を賄える小型発電所を設けるとされているが、将来的には5-10万キロワット程度の大型の発電所を作っていく計画のようだ。今後の市場拡大が期待される「水素」関連分野の成長を期待する動きが優勢に。

東芝<6502>:4370円(+165円)

大幅反発。ベインキャピタルが同社買収案の策定を検討していることが分かったと一部で報じられている。前日には、英投資ファンドCVCキャピタル・パートナーズから買収の検討を中断するとの書面を受け取ったと発表し、プレミアム期待後退で大幅安となっていたが、本日は一転して期待が再燃する展開になっている。なお、ベインでは以前にCVCから共同提案を持ちかけられたが、関心を示していなかったもようだ。

AI CROSS<4476>:1639円(+6円)

3日ぶり反発。ベンチャーキャピタルのYazawa Ventures1号ファンドに出資すると発表している。ビジネス領域のメッセージングサービスやHR関連サービスの事業成長を加速させる狙い。同ファンドは「働く」「生活」「IT」「ダイバーシティ」などのテーマでベンチャー企業に投資しており、事業提携や資本提携、M&Aなどの候補先の発掘という事業戦略上のメリットがあると判断したという。

いつも<7694>:4650円(+375円)

大幅に続伸。住生活関連商品に特化したソーシャルコマース「RoomClipショッピング」を手掛けるルームクリップ(東京都渋谷区)への投資契約と業務提携契約を締結したと発表している。いつもの100%子会社がルームクリップに出資する。出資額や出資比率は非開示。両社が保有する顧客基盤やノウハウを活用し、RoomClipショッピングの事業拡大などを共同で推進する。

JMDC<4483>:5170円(+50円)

大幅に4日ぶり反発。JMDCの医療ビッグデータを使って骨粗鬆症治療薬のビスフォスフォネート製剤の有効性と安全性を評価し、その結果を活用した院内フォーミュラリ策定プロセスが日本薬学会のシンポジウムで発表されている。発表者は昭和大学の百賢二准教授。院内フォーミュラリは医療機関ごとに策定される推奨薬リストで、医薬品費抑制の解決策の一つとしてフォーミュラリが注目されているという。

《ST》

提供:フィスコ

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