今週のマーケット展望「決算発表本格化など材料目白押しの週」~マネックス証券チーフ・ストラテジスト広木隆氏(山崎みほ)

材料
2021年4月26日 10時06分

皆さま、こんにちは、フィスコマーケットレポーター山崎みほの「マネックス証券の気になるレポート」です。

今週はゴールデンウイークに突入しますが、その前に、3月決算企業の本決算発表ラッシュが始まりますね!注目していきましょう。

さて、マネックス証券の「メールマガジン新潮流」が、4月26日に配信されました。そのなかから今回は、同証券のチーフ・ストラテジスト、広木隆氏のレポート「今週のマーケット展望」の内容をご紹介いたします。

まず広木さんは、『今週は決算発表が本格化する。日銀の金融政策決定会合とFOMCも開かれる。バイデン大統領の施政方針演説や米国の1-3月期GDP速報発表と重要イベントが目白押しだ』と説明。

『材料が多く波乱の展開もあり得るだろう。ゴールデンウイークの連休を控えた4月最終週で手仕舞い売りに押されることも想定しておくべきだろう』と示唆しています。

ただし、『基本観は、日本株は目先底入れとみていい』と広木さん。

そして、『このまま戻りを試せるかは、好業績を素直に評価できるかにかかっている。好決算が続出し相場のムードが改善するかがポイントだ』として、『上方から垂れ下がる25日線に頭を抑えられることを回避できれば、先週初めに明けた窓を埋めて2万9000円台後半を固められるだろう』と予想しています。

ただし、『木曜日が祝日で週後半が飛び石連休となることから、週を通じて動きにくいことも確かだ』とも述べています。

また、国内企業の決算については『ファナック<6954>、アドバンテスト<6857>、信越化学<4063>、TDK<6762>、村田製作所<6981>、キーエンス<6861>、レーザーテック<6920>など半導体、電子部品、ロボット関連の好業績が期待される企業の決算が集中する』と例をあげ、『市場の反応を確かめたい』としています。

さらに、米国でも『今週はGAFA+主要ハイテク株の決算が発表になる。週初のテスラを皮切りにマイクロソフト、アルファベット(27日)、アップル、フェイスブック、クアルコム(28日)、ツイッター、アマゾン(29日)と続き目が離せない』と伝えています。

一方、日銀の金融政策決定会合については『現状維持だろう。ただ、黒田総裁の会見でETFに関する質問が想定されるので、それに対する総裁の回答に注目したい』と、FOMCでは『テーパリングの議論がなされるかに注目が集まるが、本格的な議論は時期尚早だろう』と予想しています。

また、『バイデン大統領の施政方針演説では増税の話が出てくるだろうが、市場はすでに反応済み。このタイミングで改めてネガティブに捉えられることはないだろう』と見解を述べています。

国内では、『菅政権発足後初の国政選挙となった参院広島選挙区再選挙、参院長野選挙区補選、衆院北海道2区補選は25日投開票された。自民党は広島、長野で敗北し、候補者を立てなかった北海道と合わせて「全敗」となった』として、『ストレートに受け取れば政治リスクの高まりで相場にはマイナスだが、実際には重層的に様々な要素が絡み合う。より深く読み解かなければならない。別の機会に詳述したい』と言及しています。

最後に、日経平均の今週の予想レンジは『2万9000円?2万9800円とする』としました。

参考にしてみてくださいね。

山崎みほの「気になるレポート」はマネックス証券の「メールマガジン新潮流」に掲載されたレポートを山崎みほの見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートをご確認くださいね。

フィスコマーケットレポーター 山崎みほ

《FA》

提供:フィスコ

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