5月6日のNY為替概況

通貨
2021年5月7日 4時30分

6日のニューヨーク外為市場でドル・円は109円40銭まで上昇後、109円04銭まで反落し引けた。

米週次新規失業保険申請件数が前週から予想以上に減少し、パンデミック下で初めて50万件を下回ったため労働市場回復期待にドル買いが優勢となった。しかし、対欧州通貨でのドル売りや、米連邦準備制度理事会(FRB)が当面大規模緩和を維持するとの見方から長期金利が低下に転じドル売りが強まった。

ユーロ・ドルは1.2072ドルへ強含んだのち、1.2044ドルまで反落して、引けた。

ドイツの製造業受注の伸びが予想を上回ったためユーロの買戻しに拍車がかかった。

ユーロ・円は131円85銭まで上昇後、131円43銭まで反落。

ポンド・ドルは1.3930ドルから1.3862ドルまで反落した。英国中央銀行が金融政策決定会合で、市場の予想通り政策金利や債券購入プログラム規模の目標据え置きを決定したほか、決定が8対1と別れ、さらに週間の債券買い入れペース減速が発表されたためポンド買いが一時優勢となった。しかし、ベイリー総裁が本日の決定が金融緩和縮小の決定ではないと明確化し、景気回復の明確な証拠が表れるまで引き締めの意図ないと表明したためポンドの売り戻しが強まった。

ドル・スイスは0.9071フランまで下落後、0.9100フランまで反発した。

[経済指標]・米・先週分新規失業保険申請件数:49.8万件(予想:53.8万件、前回:59万件←55.3万件)・米・失業保険継続受給者数:369万人(予想:362.0万人、前回:365.3万人←366.0万人)・米・1-3月期非農業部門労働生産性速報値:前期比年率+5.4%(予想:+4.3%、10-12月期:-3.8%←-4.2%)・米・1-3月期単位労働コスト速報値:前期比年率-0.3%(予想:-1.0%、10-12月期:+5.6%←+6.0%)

《KY》

提供:フィスコ

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