米国株見通し:上げ渋りか、雇用統計後は調整の売りも

市況
2021年5月7日 15時09分

(14時30分現在)

S&P500先物      4,197.62(+3.37)

ナスダック100先物  13,626.25(+28.50)

グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は10ドル高。NY原油先物(WTI)は強含み、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。

6日の取引で主要3指数は上昇。ナスダックは5日ぶりに反発し、4日続伸のダウは318ドル高で過去最高値を連日更新している。この日発表された新規失業保険申請件数が新型コロナウイルスまん延による危機後の最低水準に減少し、7日の雇用統計の改善を織り込む動きとなった。また、長期金利の低下でハイテク株が買い戻され、指数の上昇に寄与。一方、原油や商品などコモディティ相場の上昇が、関連セクターへの買いを誘発した。

本日は上げ渋りか。今晩発表の雇用統計は平均時給が前年比-0.4%(前月+4.2%)と鈍化するものの、非農業部門雇用者数は前月比+99.8万人(同+91.6万人)、失業率は5.8%(同6.0%)といずれも改善が予想される。おおむね想定に沿った内容となれば、回復期待を背景に買いが優勢となりそうだ。また、中国の輸出入増を受け、関連セクターへの買いも見込まれる。ただ、ダウの高値更新で過熱感もあり、週末に向け調整の売りが下押しする可能性もあろう。

《TY》

提供:フィスコ

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