ヴィンクス---1Q増収増益、国内小売業におけるDXのニーズの高まりと、既存顧客への更なる深耕が奏功

材料
2021年5月13日 15時55分

ヴィンクス<3784>は12日、2021年12月期第1四半期(21年1月-3月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比0.2%増の75.14億円、営業利益が同4.6%増の7.90億円、経常利益が同0.8%増の7.80億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同1.3%増の5.06億円となった。

当第1四半期において実施した主な施策については、ニューリテール戦略の実行として、関東地方を中心として展開する大手スーパーより、次世代キャッシュレス・セルフPOSシステムおよびスマートフォンを利用したPOS等のスマートPOSシステムの導入拡大案件を受注した。特定顧客事業の深耕としては、大手総合小売業グループより、店舗関連業務に関する基幹システムのリプレイス案件を受注、関東地方を中心に展開する大手スーパーグループより、基幹システム構築支援案件の受注、関東地方を中心に展開する大手ディスカウントストアより、物流センター統合案件を受注した。プロダクト事業の強化として、近畿地方の生協グループより「MDware自動発注」の導入案件を受注した。リテールソリューション事業の拡大として、全国に展開する大手ファストフードよりキャッシュレス対応案件を受注し、スーパーマーケット・アパレル等3社よりRPAの導入案件を受注した。グローバル市場の拡大として、マレーシア大手財閥グループのホテル向けチェックインシステムの導入展開案件を受注した。経営基盤の強化として、ストック型ビジネス(サービス事業)の拡大を推進したことに加え、システム開発の生産性向上を図るべく、中国及びベトナムでのオフショア開発や経営管理体制とプロジェクト管理体制を確立するために必要な各種施策を実施した。また、プロジェクトマネージャーの育成にも注力し、品質を保持しながら計画的且つ効率的にプロジェクトを遂行することに取り組んできた。

売上高については、新型コロナウイルス感染症の影響により海外売上の減少はあったが、国内小売業におけるDXのニーズの高まりと、既存顧客への更なる深耕が奏功したこと等により、増収となった。利益面については、生産性の向上等により、増益となった。

2021年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比1.0%増の280.00億円、営業利益が同1.0%増の21.50億円、経常利益が同0.9%増の21.15億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同1.0%増の12.35億円とする期初計画を据え置いている。

《ST》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.