NY金、1850ドルブレイクならずだが… サンワード貿易の陳氏(花田浩菜)

経済
2021年5月14日 18時01分

皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター花田浩菜の気になるレポートです。今回は、NY金についてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、『NY金、1850ドルブレイクならずだが…』と述べています。

12日に発表された4月米消費者物価指数(CPI)について、『前年同月比4.2%上昇と、2008年9月以来12年7カ月ぶりの大幅な伸びとなった。景気回復を受けたインフレ圧力に対し、一段と警戒感が強まりそうだ』と伝えています。

続けて、『新型コロナウイルス危機で物価が落ち込んだ1年前の反動や、経済再開に伴う需要拡大を背景に、伸びは前月(2.6%)から急加速。市場予想の3.6%を大きく上回った。変動の大きなエネルギーと食品を除いたコア指数も3.0%上昇と、1996年1月以来の高水準だった』と言及し、『金利上昇を背景にドル高が進み、NY金は続落した。終値は1822.80ドル(前日比-13.30)。テクニカル的にポイントである1850ドルをブレイクできずに反落した。ただ、下げ幅は小幅にとどまり1800ドル台は維持されている』と解説しています。

また、『クラリダFRB副議長は4月雇用統計の悪化と力強いインフレ率はサプライズだったが、FEBの計画を損なうものではないと語った。CPIの上昇を受けて、「まだ」経済支援から手を引く時期にはないと述べたものの、インフレ期待が上向き続けるリスクがあれば、手段を講じることをためらわないと付け加えた』とし、『FRBによる長期金融緩和は継続される一方で、インフレ高進による利上げへの思惑が強まっている』と述べています。

陳さんは、『すんなり利上げとなれば金相場は売られようが、インフレヘッジとしての買いが金相場をサポートしよう。金相場は現在、「利上げ」と「インフレ」の板挟みになっているといえよう』考察しています。

さらに、『テクニカル的には、1850ドルや200日移動平均線が上値抵抗線となっている一方で、3月末の安値を起点とする上昇トレンドが機能しており、100日移動平均線(1800ドル)と50日移動平均線(1750ドル)が下値支持線となっている』と解説しています。

こうしたことから、NY金は、『当面は1750~1860ドルのレンジで推移しそうだ』と予想しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の5月13日付「NY金、1850ドルブレイクならずだが…」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 花田浩菜

《FA》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.