前日に「買われた株!」総ザライ (2) ―本日につながる期待株は?―

注目
2021年5月18日 5時30分

■日工営 <1954>  3,240円 (+230円、+7.6%)

日本工営 <1954> が続急伸し年初来高値を更新。14日の取引終了後、21年6月期の連結業績予想について、営業利益を49億円から71億円(前期比54.7%増)へ、純利益を13億円から26億円(同4.7%減)へ上方修正したことが好感された。売上高は1176億円から1166億円(同3.9%増)へやや下方修正したものの、主力事業であるコンサルタント国内事業の内製化が進捗したことや、コンサルタント海外事業で渡航費などのコスト抑制を図ったことが要因。また、渡航再開に伴う現地作業の再開や子会社の体質改善などが順調に進捗していることも寄与する。なお、第3四半期累計(20年7月-21年3月)決算は、売上高858億3300万円(前年同期比2.0%増)、営業利益85億600万円(同71.3%増)、純利益37億500万円(同8.7%増)だった。同時に、自社株89万9426株(発行済み株数の5.64%)を5月31日付で消却すると発表しており、これも好材料視された。消却後の発行済み株数は1504万8628株となる予定だ。

■アドベンチャ <6030>  6,260円 (+440円、+7.6%)

アドベンチャー <6030> [東証M]が続急伸。同社は14日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。21年6月期第3四半期累計(20年7月-21年3月)の連結税引き前利益は前年同期比25.1%減の9.2億円に減り、通期計画の6.5億円に対する進捗率が141.7%とすでに上回った。

■アイピーエス <4390>  2,580円 (+180円、+7.5%)

アイ・ピー・エス <4390> が続急伸。同社は14日大引け後に決算を発表。21年3月期の連結経常利益は前の期比2.0倍の21.8億円に急拡大し、従来予想の17億円を上回って着地。22年3月期も前期比9.8%増の24億円に伸びを見込み、7期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。8期連続増収、増益になる。

■日機装 <6376>  1,163円 (+81円、+7.5%)

日機装 <6376> が急反発。同社は14日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。21年12月期第1四半期(1-3月)の連結税引き前利益は前年同期比3.4倍の33.5億円に急拡大し、1-6月期(上期)計画の23億円に対する進捗率が145.7%とすでに上回り、さらに4年平均の31.3%も超えた。

■グリムス <3150>  1,881円 (+129円、+7.4%)

グリムス <3150> が続急伸。同社は14日大引け後に決算を発表。21年3月期の連結経常利益は前の期比19.5%減の17.4億円になったが、22年3月期は前期比80.8%増の31.5億円に拡大を見込み、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。16期連続増収になる。

■メガチップス <6875>  3,565円 (+235円、+7.1%)

メガチップス <6875> が続急伸。同社が14日、発行済み株式数(自社株を除く)の7.4%にあたる160万株(金額で50億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。買い付け期間は5月17日から10月29日まで。

■北越コーポ <3865>  614円 (+38円、+6.6%)

北越コーポレーション <3865> が急反発。同社は14日大引け後に決算を発表。21年3月期の連結経常利益は前の期比37.7%減の97.5億円に落ち込んだが、従来予想の55億円を上回って着地。22年3月期は前期比2.1倍の200億円に急拡大を見込み、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

■NITTOK <6145>  3,650円 (+225円、+6.6%)

NITTOKU <6145> [JQ]が続急伸。同社は14日大引け後に決算を発表。21年3月期の連結経常利益は前の期比49.5%減の13.4億円に落ち込んだが、従来予想の10.7億円を上回って着地。22年3月期は前期比92.9%増の26億円にV字回復する見通しとなった。

■エスペック <6859>  1,915円 (+112円、+6.2%)

エスペック <6859> が続急伸。同社は14日大引け後に決算を発表。21年3月期の連結経常利益は前の期比27.8%減の28.4億円になったが、従来予想の21億円を上回って着地。22年3月期は前期比19.7%増の34億円に伸びる見通しとなった。同時に、前期の年間配当を48円→51円(前の期は68円)に増額し、今期も前期比9円増の60円に増配する方針とした。

■サンリオ <8136>  1,708円 (+96円、+6.0%)

サンリオ <8136> が急反発。同社は14日大引け後に決算を発表。21年3月期の連結経常損益は17.3億円の赤字(前の期は32.7億円の黒字)に転落したが、従来予想の31億円の赤字を上回って着地。22年3月期は4億円の赤字に赤字幅が縮小する見通しとなった。

■オープンH <3288>  4,585円 (+255円、+5.9%)

オープンハウス <3288> が続急伸。前週末14日の取引終了後、21年9月期の連結業績予想について、売上高を7676億円から7880億円(前期比36.8%増)へ、営業利益を838億円から960億円(同54.5%増)へ、純利益を600億円から670億円(同12.6%増)へ上方修正し、あわせて50円を予定していた期末配当を60円に引き上げたことが好感された。新型コロナウイルス感染拡大に伴う新しい生活様式のもと自宅にワークスペースなどを求める顧客が増加し、都心部の戸建住宅に対する需要が高まり戸建関連事業の販売が好調に推移していることが要因。また、グループの好調な事業の進捗やプレサンスコーポレーションの連結化などを反映させた。なお、年間配当は110円となり、前期実績に対しては30円の増配となる。同時に発表した第2四半期累計(20年10月-21年3月)決算は、売上高3639億4500万円(前年同期比39.0%増)、営業利益416億1400万円(同53.9%増)、純利益327億5100万円(同80.6%増)だった。

■アルテリア <4423>  1,583円 (+86円、+5.7%)

アルテリア・ネットワークス <4423> が急反発。同社は14日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。21年3月期の連結税引き前利益は前の期比3.1%増の84.6億円になり、22年3月期も前期比5.5%増の89.2億円に伸びを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。3期連続増益になる。同時に、前期の年間配当を54.01円→55.37円(前の期は52.97円)に増額し、今期も前期比2.63円増の58円に増配する方針とした。

■アイスタイル <3660>  482円 (+26円、+5.7%)

アイスタイル <3660> が続急伸。同社は14日大引け後に決算を発表。21年6月期第3四半期累計(20年7月-21年3月)の連結最終損益は13.9億円の赤字(前年同期は42.6億円の赤字)に赤字幅が縮小した。

■関電化 <4047>  898円 (+48円、+5.7%)

関東電化工業 <4047> が続急伸。同社は14日大引け後に決算を発表。21年3月期の連結経常利益は前の期比28.8%減の55.8億円になったが、22年3月期は前期比18.2%増の66億円に伸びる見通しとなった。

■日本ペHD <4612>  1,690円 (+85円、+5.3%)

日本ペイントホールディングス <4612> が続急伸。同社は14日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。21年12月期第1四半期(1-3月)の連結税引き前利益は前年同期比84.1%増の257億円に拡大し、通期計画の880億円に対する進捗率は29.3%に達し、3年平均の22.0%も上回った。

※17日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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