<マ-ケット日報> 2021年5月21日

市況
2021年5月21日 16時27分

21日の市場は日経平均が続伸。終値は前日比219円高の2万8317円だった。前日の米国株の上昇を受けて序盤から買い先行の展開に。米国でハイテク株が買われたことから日本でも同種の銘柄中心に買い戻された。一時相場の波乱要因となっていた大手仮想通貨ビットコインの価格回復も安心感を呼んでいる。一方、売り方の買い戻し以外に目立った買いは入らず商いも低調なまま。先物(指数)中心の売買が続いている。

昨日の米国市場は長期金利の低下を好感してダウ平均は4日ぶりに反発した。新規失業保険申請件数が事前予想より減ったことも後押し材料となっている。金利低下によって恩恵を受ける主力ハイテク株が軒並み高となり全体をけん引。ナスダック指数の上昇率はダウ平均の3倍超となっている。また、この日は前日の下げの主因となっていた仮想通貨ビットコインの持ち直しも投資家心理を明るくさせていた様子。金利低下で目先の不安要素は少し後退している。

さて、東京市場は日経平均が続伸するなどとりあえずの戻り歩調を続けている。米国株の上昇や金利低下など外部環境が落ち着いており、売り方も現状では買い戻さざるを得ない状況だ。日経平均のPERは14倍前後と通常の水準にあり、今後の業績回復を見込むとここからはあまり売りから入れない。後場には米モデルナが日本でワクチン生産を検討と報じられやや安定感を取り戻している。(ストック・データバンク 編集部)

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