<動意株・24日>(大引け)=イワキ、アマガサ、芝浦電子など

材料
2021年5月24日 15時02分

イワキ<8095>=3日続伸。21日の取引終了後、ペプチド化粧品開発プロジェクトを立ち上げると発表しており、これが好感されている。ペプチド合成技術を保有するJITSUBOがグループ入りしたことを起点として、「日本国内の技術・天然成分を取り入れた化粧品」や「誰もが安心して使える肌にやさしい化粧品」「イノベーションによる環境にやさしく効果のある化粧品」などの事業化に取り組むとしている。

アマガサ<3070>=一時ストップ高。午後1時ごろ、エンターテインメント業界の衣装や装飾品を手掛けるオサレカンパニー(東京都千代田区)と業務提携すると発表しており、これを材料視している。オサレ社はアーティストやタレント、コンテンツホルダーに向けたグッズや衣装のデザイン、衣装制作、スタイリング、衣装管理、ヘアメイクを手掛けるほか、企業向けのユニフォーム制作や派生する学校制服事業等の新規事業開発などへ業域を拡大している。アマガサではオサレ社との提携により、女子中・高校生が活動しやすい制靴のブランドの立ち上げを目指すほか、特にダンスに適した靴を市場に投入すべく、共同で「踊れるローファー」の開発を進めるとしている。なお、同件による22年1月期業績への影響は軽微としている。

芝浦電子<6957>=急反発で年初来高値更新。同社は21日取引終了後に、24年3月期の連結売上高目標を350億円(22年3月期予想は285億円)とする中期経営計画を発表しており、これが評価材料となっているようだ。売上高営業利益率の目標は18%以上(同14.4%)、ROEの目標は13%以上(同10%)。中期経営計画の方針として、品質・生産性向上(製造工程の効率化やグローバル調達など)や、製品開発(小型・薄型・高耐圧製品や高温センサーの新ニーズ開拓、電気自動車など環境対応車の普及に対応)、人財育成・ガバナンス強化を掲げている。

ライトアップ<6580>=大幅続伸。同社はきょう、クレディセゾン<8253>のコーポレートベンチャーキャピタルであるセゾン・ベンチャーズとスタートアップ支援で連携を開始したと発表しており、これが買い手掛かりとなっているようだ。両社は、中小企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を促進するスタートアップ企業に対し、出資や営業支援、経営支援を連携して実施する方針。両社合計で数十万の法人顧客データベースを活用した「出資後の営業支援」を行っていくことで、中小企業にとって有益なサービスを全国に広めていくとしている。

アルバイトタイムス<2341>=商い伴い急伸。前週末21日の取引終了後、従来未定としていた22年2月期の連結業績予想を発表し、営業利益が3000万円(前期5億4500万円の赤字)と黒字転換する見通しとなり、あわせて復配の発表を行ったことが好感されているようだ。紙媒体の流通コストの最適化を進めるほか、テレワーク推進による事業所の廃止などで販売費や一般管理費の圧縮を図る。なお、今期の配当予想は業績見通しを踏まえ、3円の期末配当を行う予定。

大阪有機化学工業<4187>=大幅高で3日続伸。前週末21日の取引終了後、21年11月期の連結業績予想について、売上高を307億4000万円から340億円(前期比18.5%増)へ、営業利益を45億5000万円から58億円(同30.6%増)へ、純利益を33億1600万円から44億円(同32.8%増)へ上方修正し、中間・期末各24円の年48円を予定していた配当予想を各25円の年50円に引き上げると発表した。自動車塗料用や光学材料向け粘着剤用を中心に化成品事業の販売が回復していることに加えて、半導体材料や表示材料などの電子材料事業の需要が好調に推移していることが要因としている。同時に、金沢工場(石川県白山市)に約45億円を投じて半導体関連材料の新規設備を建設すると発表した。フォトレジストの需要増加に対応するためで、22年1月に着工し、23年4月の操業開始を予定している。

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出所:MINKABU PRESS

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