米国株見通し：底堅い値動きか、ビットコインにらみ
（14時50分現在）
S&P500先物 4,205.38（+11.63）
ナスダック100先物 13,691.75（+56.50）
グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は80ドル高。NY原油先物（WTI）は堅調地合いで、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。
24日の取引で主要3指数は上昇。S&Pとナスダックは反発し、続伸のダウは186ドル高の34393ドルで取引を終えた。仮想通貨ビットコインの下げ渋りで投資家心理が改善し、買いが先行。連邦準備制度理事会（FRB)当局者から非ハト派的な発言も聞かれたが、緩和政策の長期化観測によりハイテク株を中心に買われた。そうしたなか、新型コロナウイルス向けワクチンの進ちょくを背景に景気敏感株が買いを集め、指数を押し上げた。
本日は底堅い値動きか。今晩もFRB当局者の発言機会が予定されるが、足元の回復ペースは緩慢さが目立ち、非ハト派寄りの見解が示されても資産買入れの段階的縮小（テーパリング）期待は限定的となりそうだ。また、2年国債の入札が堅調なら長期金利の低下が見込まれ、株買いは継続しよう。一方、経済指標では住宅関連が強弱まちまちのほか消費者信頼感指数は前回を下回る見通しだが、ビットコインが下げ渋れば、指数は下げづらい。
《TY》