セコム上信越がカイ気配スタート、セコムによるTOB価格6350円にサヤ寄せ
セコム上信越<4342>がカイ気配スタートとなっている。前週末28日の取引終了後、親会社であるセコム<9735>が同社の完全子会社化を目指してTOBを実施すると発表しており、TOB価格6350円にサヤ寄せする格好となっている。
セコムは現在、直接・間接合わせてセコム上信越株式の54.44%を所有しているが、完全子会社化により迅速かつ柔軟な意思決定及び経営戦略の実行による競争力強化やコーポレート機能などに関する人材の有効活用を含む経営資源の最適化、親子上場にかかる潜在的な利益相反問題の可能性の排除と上場維持コストなどの負担軽減を図るのが狙い。買付予定数は591万3769株(下限・上限設定なし)で、買付期間は5月31日から7月9日まで。なおTOB成立後、セコム上信越は所定の手続きを経て上場廃止となる予定だ。