<マ-ケット日報> 2021年6月2日

市況
2021年6月2日 16時27分

2日の市場は日経平均が3日ぶりに反発。終値は前日比131円高の2万8946円だった。朝方は昨日に伸び悩んだ米国株の動きから先物売りに押されて一時250円近い下げとなったが、昨日同様に全体は小幅に買われるものが多く、東証1部上場全銘柄で算出される指数トピックスはプラスを維持。じわりとした底堅さが表れていて先物売りを跳ね返す強さが備わっている様子。その後も景気回復を買う小口買いが続き相場は安定した動き。じわりと水準を回復しつつある。

昨日の米国市場は景気指標の改善を好感してダウ平均は小幅ながらも4日続伸した。5月のISM製造業景況感指数が前月より一段と上昇し景気回復の強さを確認。序盤は300ドルを超える大幅高となり5月7日につけた過去最高値を一時上回った。しかし、それに応じて長期金利も1.6%台に上昇。金利に弱い主力ハイテク株に売りが出て全体も伸び悩んでしまった。指数としてはダウ平均以外のものは最終的に小幅安となって取引を終えている。

さて、東京市場はゆっくりながらも基調が回復傾向に向かっている状態。トピックスは続伸し、東証2部指数は4連騰、ジャスダック平均は5連騰となっている。国内のワクチン接種が加速しており早期の景気回復を見込む動きが細部に表れているようだ。出来高もボトムアウトしたようでアフターコロナの買いが当面の相場を緩やかにけん引しそうである。(ストック・データバンク 編集部)

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