<マ-ケット日報> 2021年6月7日

市況
2021年6月7日 16時49分

週明けの市場は日経平均が反発。終値は前週末比77円高の2万9019円だった。前週末の米株高の流れに乗って序盤から買い先行の展開に。米国で長期金利が下がったことから日本でも半導体関連などハイテク株中心に買い戻された。米国で量的緩和の縮小が当面見送られるとの見方が市場に安心感をもたらしている。一方、先週まで堅調だった内需型の銘柄はおとなしく、全体としては値上がり、値下がり銘柄はトントンの状態。今週も米中の主要経済指標発表が多く上値追いにはやや慎重になっている。

前週末の米国市場は長期金利の低下を好感してダウ平均は反発した。注目の5月の雇用統計は雇用増が加速したものの事前予想は下回った。このため長期金利は低下に転じ株式の方はハイテク株中心に買いが広がった。景気敏感株にも買いが入りダウ平均は5月7日につけた史上最高値に接近。より幅広く主要企業を採用しているS&P500種指数もあと数ポイントで最高値更新という状況になっている。

さて、東京市場は本日も米株高に後押しされて戻りを試す展開に。日経平均は上値75日移動平均線(2万9203円)に届いたところで上げ一服となったが、日柄をかければいずれ同線をクリアできる日もやってこよう。足元では新型コロナの感染拡大のピークアウトなどもあって流れは悪くない。薄商いが示すように実需はまだ少ないが、売り物もそれなりに消化されており安定した基調は続くだろう。(ストック・データバンク 編集部)

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