東京株式(前引け)=反落、朝高後に値を消す展開

市況
2021年6月8日 11時46分

8日前引けの日経平均株価は前営業日比31円66銭安の2万8987円58銭と小幅反落。前場の東証1部の売買高概算は4億6230万株、売買代金概算は1兆901億円。値上がり銘柄数は1301、対して値下がり銘柄数は762、変わらずは126銘柄だった。

きょう前場の東京株式市場は、日経平均が小幅ながら高く始まり、前場前半までは買い優勢の地合いが続いたが、後半に値を消す展開となった。前日の米国株市場で主要株指数が高安まちまちの動きにあったことで、東京市場も気迷い気味に売り買いを交錯させたが、後半は半導体関連が軟調だったことや日経平均寄与度の高い値がさ株に売りが目立ち、全体指数に影響した。一方、薬品株に買いが集まり相場を支えた。値上がり銘柄数は全体の約6割を占めている。

個別ではレーザーテック<6920>が商いを伴い急落、ソフトバンクグループ<9984>も軟調。トヨタ自動車<7203>が冴えず、ファーストリテイリング<9983>も下値模索が続いている。住友金属鉱山<5713>も売られた。野村マイクロ・サイエンス<6254>、グレイステクノロジー<6541>などの下げも目立つ。半面、エーザイ<4523>がストップ高カイ気配。ソニーグループ<6758>がしっかり、シスメックス<6869>が出来高を膨らませ急騰、ベイカレント・コンサルティング<6532>も高い。大真空<6962>が値を飛ばし、ペッパーフードサービス<3053>の上値追いも目立つ。レオン自動機<6272>も買われた。

出所:MINKABU PRESS

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