本日の注目個別銘柄:Bガレジ、三井ハイテク、gumiなど

材料
2021年6月14日 15時39分

<6349> 小森 846 +64

大幅反発。固定資産譲渡に伴う特別利益の計上で、業績予想を上方修正すると発表している。経営資源の有効活用と資産効率の向上を図るため、現在、倉庫や事務所としている土地を売却、譲渡益を31億円計上する見込みのもよう。これにより、上半期純利益は従来の2億円から28億円に、通期では17億円から43億円に上方修正。本業ベースは据え置いているが、売却資金の有効活用などに対する期待感が高まる形のようだ。

<3054> ハイパー 569 +15

続伸。エプソン販売とオフィス向けインクジェットプリンターをはじめとする商品・サービスの販売強化に向け資本業務提携契約を締結したと発表。エプソン販売は既保有分と合わせ、発行済み株式総数の7.13%に当たる70万株を所有。希薄化は限定的で、幅広い顧客網を活用したオフィス向け商品や環境配慮型商材の拡販、ネットビジネスの連携などによる業容拡大が期待された。ただ、朝方の買い一巡後には上げ幅を縮めた。

<8013> ナイガイ 385 +51

大幅続伸。先週末に第1四半期決算を発表、営業損益は0.5億円の黒字となり、前年同期比6.4億円の損益改善となっている。据え置きの上半期計画0.3億円を超過、通期計画に対しても69%の進捗率となっている。ニットシューズやルームソックスの販売が好調に推移、内食増加を背景にエプロンの販売拡大などにも注力したもよう。想定以上のペースでの収益改善をポジティブ視する動きが優勢に。

<3843> FB 852 -98

大幅反落。先週末に21年4月期決算を発表、営業利益は34億円で前期比31.5%増となり、6月8日に上方修正した水準で着地した。一方、22年4月期は25億円で同26.5%減益を見込む。「モバイル革命」「生活革命」「生産革命」などの重点領域に対し、総額20億円の戦略投資枠を設け、DX投資や新事業化投資を積極的に実施していくもよう。想定外の大幅減益見通しをネガティブ視する動きが強まっている。

<4382> HEROZ 2290 -188

大幅続落。先週末に21年4月期の決算を発表、営業利益は2.9億円で前期比35.9%減益となり、従来予想の2.3億円を上振れる着地になっている。一方、22年4月期は1億円で同66.0%の減益見通しとしている。売上高は順調に拡大見通しだが、人材関連費用や計算用サーバなど先行投資の拡大によって、収益性が低下する見通しとしている。短期的な収益水準の低下をネガティブに捉える動きが先行へ。

<3903> gumi 869 -163

大幅続落。先週末に21年4月期決算を発表、営業利益は15.1億円で前期比32.0%減となり、2-4月期は3.4億円の赤字に転落した。モバイルオンラインゲーム事業の減収が響いた。ただ、6月4日に業績見通しは開示済みで、サプライズは乏しい。一方、創業者である國光会長の任期満了による退任、フィナンシェの國光氏への譲渡が発表されており、ブロックチェーン事業の成長期待剥落を嫌気する動きが優勢に。

<6630> ヤーマン 1389 -87

大幅反落。先週末に21年4月期決算を発表、営業利益は61.2億円で前期比2.4倍となり、従来計画の58億円を上振れる着地に。年間配当金も3.6円に対して8.1円にまで引き上げへ。一方、22年4月期営業利益は64億円で同4.6%増益にとどまる見通しとしている。研究開発費や広告宣伝費などを中心に積極的な投資を行っていく計画としている。収益成長率鈍化をネガティブ視する動きが優勢となっている。

<3180> Bガレジ 4380 +700

ストップ高。先週末に21年4月期決算を発表、経常利益は10.8億円で前期比44.5%増となり、第3四半期決算時に上方修正した数値9.4億円を大きく上回った。美容業界全体で遅れていたデジタル化が促進したことで、新規会員獲得数や注文件数、ECサイトへのアクセス数などが大きく増加したもよう。22年4月期も13億円で同20.9%増と大幅増益見通し。従来の中期計画では9.2億円の水準。

<6966> 三井ハイテク 5020 +705

ストップ高比例配分。先週末に第1四半期決算を発表、営業利益は26.1億円で、前年同期比1.5億円から大幅な増益となった。また、通期予想は従来の47億円から80億円にまで上方修正した。情報通信機器向けや車載向け半導体リードフレーム、電動車向け駆動・発電用モーターコアの受注がそれぞれ好調に推移しているもよう。市場予想は55億円程度であったとみられ、想定以上の大幅上方修正となる形に。

<3038> 神戸物産 3170 +343

大幅反発。先週末に上半期決算を発表、営業利益は144億円で前年同期比16.1%増益、市場予想を10億円程度上振れている。月次で単体の営業利益は開示しているが、子会社群の寄与などにより、想定以上の上振れに。通期では従来の248億円から294億円、前期比23.3%増にまで上方修正。市場予想は270億円程度であったとみられる。高い前年ハードルの中での大幅増益見通しをポジティブ視する動きが優勢に。

《ST》

提供:フィスコ

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