注目銘柄ダイジェスト(前場):MDNT、パーク24、LinkーUなど

市況
2021年6月15日 11時43分

くら寿司<2695>:4110円(+205円)

大幅反発で4月高値を更新。いちよし証券ではレーティングを「B」から「A」に格上げ、フェアバリューも3750円から5200円に引き上げている。米国子会社の業績急回復を見込むことに加えて、アフターコロナでは都心部店舗での「チョイ飲み」需要取り込みが予想され、業績見通しを引き上げているもよう。また、同業比で相対的に高い財務の健全性なども評価している。

MSOL<7033>:2256円(+172円)

大幅続伸。前日に上半期決算を発表、営業損益は2.9億円の黒字となり、前年同期比3.7億円の損益改善となっている。第1四半期は同1.4億円の改善であったが、2-4月期は一段と収益が拡大する形になっている。売上増加に加えて、交際費・交通費や人件費などの減少により、会社側従来計画1.2億円を大幅に上回っている。想定以上の業績進捗を受けて、通期計画の上振れも意識される状況となっているようだ。

LinkーU<4446>:1334円(+139円)

大幅続伸で上昇率トップ。前日に第3四半期決算を発表、累計営業利益は2.3億円となり、前年同期単独比17.2%減益となった。ただ、上半期は同33.7%減益であったため、減益率は縮小する形になっており、通期予想の1.2億円も上回る状況となっている。上半期決算時に通期予想を大幅に下方修正、株価が急落した経緯があるなかで、過度な警戒感の後退につながる決算と捉えられているもよう。

フォーカス<4662>:1050円 カ -

ストップ高買い気配。三次電池に関し、電極に用いる最適な物質を特定するなどの共同研究を筑波大学と重ねた結果、特定の物質を電極に利用することで安定した電圧を繰り返し得ることに成功し、特許を出願したと発表している。今後、「三次電池を起電力としたIoT機器を稼働させる実証実験」などの取り組みを進め、将来的にはあらゆるデジタル機器に利用可能なコア技術の開発を目指すとしている。

パーク24<4666>:2161円(-314円)

大幅反落。前日に上半期決算を発表、営業損益は65億円の赤字となっている。第1四半期28億円の赤字に対して2-4月期は38億円の赤字と赤字幅が拡大、市場想定も40億円程度下振れている。通期計画は従来の135億円の黒字から一転、35億円の赤字に下方修正している。緊急事態宣言再発出の影響が大きくなったようだ。通期配当金も5円から無配に引き下げ、株主優待の中止も発表している。

パルマ<3461>:790円(+82円)

一時ストップ高を付け、年初来高値を更新している。日本郵政<6178>グループの日本郵便輸送(東京都港区)と取引開始で合意したと発表している。日本郵便輸送の旧綾瀬北営業所跡地の有効活用のため、パルマのネットワークを通じ、新しいアウトドアの生活スタイルを提案する拠点「AYASE AR GARAGE」として利用する。RIZAPグループ<2928>傘下で婦人・紳士服を企画販売するアンティローザ(東京都品川区)が事業主体となる。

MDNT<2370>:85円(+27円)

大幅高。米ジョンソン・エンド・ジョンソングループの医薬品部門であるヤンセンファーマ(東京都千代田区)と5月31日に細胞療法での治験製品製造のための細胞調製に関する契約を締結したと発表している。取引先との契約上、現時点では詳細を開示できないとしているが、今回の契約締結が将来の利益拡大につながる可能性があるとの期待から買いが膨らんでいるようだ。

山王<3441>:1512円(+99円)

大幅に3日続伸。21年7月期の営業利益を従来予想の2.00億円から2.30億円(前期実績1.79億円)に上方修正している。5G向けを中心とした通信分野での需要拡大が継続し、受注水準が想定を上回る見通しとなったため。第3四半期累計(20年8月-21年4月)は積極的な受注活動や東北事業部での生産ライン増強などを進めた結果、前年同期比56.2%増の2.15億円で着地した。修正後の通期予想に対する進捗率は93.5%に達している。

《ST》

提供:フィスコ

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