日電波は4連騰、超低背タイプの小型水晶振動子開発で6年10カ月ぶり高値圏に浮上
日本電波工業<6779>が軟調地合いに抗して4連騰、前日に続き年初来高値更新と気を吐いている。きょうは47円高の1137円まで買われ、2014年8月以来約6年10カ月ぶりの高値水準にある。世界屈指の水晶デバイス専業メーカーで、特に水晶振動子や水晶発振器などの小型化技術に強みを持っている。車載用を主力とし海外売上比率が8割と高い。技術開発力の高さが特長だが、直近ではきょう取引時間中に、超低背タイプの小型水晶振動子を開発しサンプル出荷したことを発表、これが株高を後押しする格好となった。最終利益が下駄をはいた状態にあるとはいえ、PERが依然10倍台と割高感にとぼしいことも投資資金の継続買いを促す背景となっている。