<マ-ケット日報> 2021年6月18日

市況
2021年6月18日 16時29分

18日の市場は日経平均が3日続落。終値は前日比54円安の2万8964円だった。前日の米国株はダウ平均は下げたもののナスダック指数が上げたことで市場には安心感が広がり前場は100円近い値上がりとなった。米国同様に半導体などハイテク関連株が買われ指数では日経平均が強めに推移した。政府が昨日、9都道府県に出していた緊急事態宣言の解除を発表したがこちらは特に材料とはならず。終盤は週末ということで持ち高調整売りが出て指数はマイナスに転じてしまった。

昨日の米国市場は2023年の利上げが示されたことでダウ平均は4日続落した。前日のFOMCで再来年に2回の利上げが行われる見通しとなり、これを嫌気する売りが続いている。一方、この利上げでインフレ率は低下すると見られ素材やエネルギーなど商品相場が下落。米長期金利も低下して主力ハイテク株には買いが入った。ナスダック指数は3営業日ぶりに反発し、14日に付けた過去最高値を一時上回る場面もあった。

さて、東京市場は米国の利上げとインフレ率の期待値低下という、好悪複雑な状況を受けて模様眺めの1日に。指数ではトピックスが全体の下げを主導するなど本日は薄く広く売られている印象だ。米中や日本の景気回復が続くという前提に狂いはないため大きく売られる印象はない。ただ、東京五輪の有観客開催という方向で再度の感染拡大が懸念され、買い方の動きを難しくさせている面はある。(ストック・データバンク 編集部)

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