ラクオリアが3日ぶり反発、グレリン受容体作動薬が中国で特許査定を取得
ラクオリア創薬<4579>が3日ぶりに反発している。21日の取引終了後、同社が創出したグレリン受容体作動薬(セリン誘導体)の物質特許について、中国で特許査定の連絡を受けたと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。
グレリンは、成長ホルモンの分泌促進や食欲増進、消化管の運動促進などの効果をもたらすことが知られている、主に胃から分泌されるペプチドホルモン。同社が創出したグレリン受容体作動薬は経口投与可能な低分子化合物で、グレリン受容体に作用し、動物において食欲不振の改善や体重減少の抑制などに有効であることが確認されている。
今回の特許査定により日本、米国、欧州、中国、韓国の五大特許庁全てで、同社の知的財産権が強化されることになる。なお、同件による21年12月期業績への影響はないとしている。