＜みんかぶ・個人投資家の予想から＞＝「売り予想数上昇」２位に大黒屋
「みんかぶ」が集計する「個人投資家の予想（最新４８時間）」の３０日午前１０時現在で、大黒屋ホールディングス<6993>が「売り予想数上昇」で２位となっている。
３０日の東京市場で、大黒屋は続落。前日は年初来高値更新後に失速しており、足もとでの急ピッチな上昇に対する高値警戒感が高まっているもよう。加えて、東証が３０日から同社株式の信用取引による新規の売り付け及び買い付けに係る委託保証金率を７０％以上（うち現金４０％以上）にすると発表していることも影響しているようだ。なお、日本証券金融も貸借取引自己取引分及び非清算者ごとの清算取次貸借取引自己取引分の貸借担保金率を７０％（うち現金４０％）にすると発表している。
同社株に物色の矛先が向かうきっかけとなったのは、今月４日に子会社の大黒屋が５カ年事業計画を発表したこと。最終年度となる２６年３月期の売上高目標として４８７億６９００万円（２２年３月期見込は１８４億８２００万円）を掲げていることが好感された。また、２５日に社長がアリババグループの越境ＥＣポータルサイト「Ｋａｏｌａ」のコラムに登壇すると発表したことが株価上昇に拍車をかけていた。